離婚の理由と原因 夫の単身赴任による生活のスレ違い。事業倒産による経済的事情。
子どもの有無 3人
後悔 養育費に関する取り決めを公正証書にしていなかったこと。

私は30歳後半に離婚をしました。それでは私の離婚体験談をご紹介します。

夫は自営業で、景気が良い時で儲かっていました。私は結婚してからしばらくは、子育てに追われていました。

そして数年がたち、事業拡大のため、単身赴任で主人だけ違う土地で商売をすることになりました。

当時、子供3人は学校にかよっていましたので、転校はしたくないため、一緒にはついていかずに私と子供3人は、残ることになったのでした。

これをきっかけに徐々に私たち夫婦の距離感が・・・

すれ違いの生活。

単身赴任している夫は、しばらくは週に1度は、帰宅して子供との時間も大切にしてくれましたが、数年経つとだんだんと家に帰らなくなりました。

事業が忙しくい・大変などの理由で帰れないといっていましたが、そんなときだからこそ家族に相談するために家に帰ってくるべきではないかと口論になることもありました。

話すと喧嘩になるため、更に疎遠になり、学校の行事などにはもちろん主人は不在で、私1人で子育ても仕事もこなす毎日になり、夫との会話がなくなり頼らなくなっていってしまったのです。

これが決定的な離婚の原因となりました。

親権をめぐって話し合い

まだ子供達が小さいため、親権はもちろん母親の私が取得することで、もめることはありませんでした。

しかし元主人からの依頼で「夫の本籍から子供たちの籍を外さないでほしい」と言われたため、「子供たちの住民票・親権は私」、「本籍は元主人の籍」という形で行うことになりました。

夫曰く、「商売上、子供の籍があると信用してもらえる」と言われましたが、子供たちが20才になる頃には外しました。

公正証書と養育費

親権、養育費についてはお互い口約束のみになりました。

養育費は、当時は事業も順調だったこともあり、毎月10万以上は当たり前のように振り込みしてくれましたが、事業に失敗してからは 振り込みゼロ円や、月3万円のことあり、後々かなり揉めることになりました。

公正証書をしっかりと作成しておいて、養育費についてはしっかりと支払う約束をしておくべきだったと後悔しています。

そして1番もめたのが、子供の学費の件でした。学資資金を貯めていなかった為、大学は奨学金を借りましたが、奨学金の他に、大学が地方だった為、仕送りが月に10万円は必要なりました。

子供が大学を卒業するまでの学費だけでも、公正証書できちんと額を決めて支払いをしてもらうべきだったと思います。

市役所の無料母子相談窓口を利用

ない袖は振れないといっても、子供が進学を希望するのであれば、絶対に応えてあげなくてはならないと私の信念があったため、どうすれば学費を捻出することができるのかいろいろと調査しました。

そして市役所の無料母子相談窓口で大学の学費等に関する相談を行っていることがわかりました。そして無利子で学費の貸付ができる母子貸付制度を利用するため、市役所で無料弁護士相談を活用しながら学資を工面しました。

離婚手続きは、やることがたくさんあります

離婚の手続きや、学費の工面は、無料弁護士相談など、できることは全て自分でやりました。これらすべてをこなすには市役所で半日以上はかかりました。

また市役所以外でも、車の名義を私に変えたり、世帯主が私になるので、賃貸マンションなど名義変更に時間がかかりました。

しかしすべてを自分で調べあげたおかげで、いろいろな情報を知ることができ、しっかりと書類などの管理もでき、以前よりしっかりした自分になりました。

1人の人間として自立できた

夫の単身赴任の流れから、離婚に至ったため、いきなりではなく徐々に、自立意識が持てたことはとても良かったです。

またすれ違い生活で、たまに話すと喧嘩がたえなかったのですが、もう喧嘩をしなくても自分のペースで物事を組み立てられるというのは、心がとても楽になりました。

老後に住む場所

こどもが大きくなり、学費がかからなくなったため、経済的な不安は幾分かは軽くなりました。

しかし現在の住まいが賃貸マンションなので、この先住まいに対する不安はあります。私の年齢の問題もあり、マンションや一軒家を購入できるかという不安はあります。

子供に負担をかけたくないため、住居については自分でなんとかしたいと健闘中です。

自分の人生は自分で責任を持つ

結婚は他人との生活だといいますが、価値観が違う相手と喧嘩ばかりしているより、自分の人生のために幸せに暮らしたいと、誰でも思うものです。

子供にとっても、お母さんは元気で幸せでいてほしいです。

今の時代、シングルマザーが多いので、同じ境遇のお友達に相談したり、市役所の母子相談など昔に比べて相談できる場も増えたと思います。

ひとりで悩む必要はまったくないのです。相談先をしっかりと確保して、悩みを共有することで、心の負担をできる限る軽くしましょう。そうするこで、次への行動のための活力ができるのです。