子どもとの平穏な暮らしのため、子どもを守るための離婚協議
離婚の理由と原因 夫のギャンブル、借金。
子どもの有無 3人
アドバイス 親権・養育費・慰謝料・財産分与については細部までしっかりと協議しましょう。

離婚を決めた時は私は40代でした。4つ上の同じ40代の夫と、高校生の娘、中学生と小学生の息子の5人家族でした。

私は下の子が小学校入学式と同時にパートで働き出し、夫は公務員でした。年収は2人合計で400万円程でした。

「夫の浪費癖」

夫は公務員でとても真面目に働く人でした。

しかし、お金の面ではルーズでそれまでも、家族旅行の為に貯めていたお金を使ってしまってケンカをしたことが多々ありました。

夫が転勤で単身赴任をした時からお金の管理はさせて貰えず、月々の生活費を渡されてその中で生活するようやりくりしていました。どうして生活費だけしか私にくれないのだろうと悩みました。

子どもの事でお金がかかる事があっても、生活費しかもらってないので私の少ないパートの給料をやりくりして払うしかありませんでした。夫は生活費や引き落としのお金以外を何に使っているのだろう?と不思議でなりませんでした。

そんな時、風のうわさで仕事に出かけたはずの夫がパチンコ屋にいると聞きました。このことがキッカケで私が不思議におもっていたことががつながったのでした。

夫に問いただすと、闇金で借金までしているとの事でした。これ以上この人といると子どもまでもがダメになってしまうと思い離婚を決意しました。

「離婚を嫌がる夫」

意を決して、夫に離婚の話しを切り出しました。

すると、離婚だけはしたくない、自分を見捨てないで欲しいと泣き出しました。私なりに考えて、子どもを守る為にはこうするのが一番良いと話しても聞いてくれません。

話し合いは平行線でした。別れるくらいなら自分は生きていけないとまで言いだしてとても困りました。

「説得を続けて一応決着」

それでも毎日話をして、親権は3人共私がもらうが養育費はいらない。慰謝料もいらない。その代わり、借金は自分で何とかしてもらい私達は一切関わらない。

という内容で一応決着しました。離婚協議書に親権・養育費・慰謝料・財産分与(借金も財産とのことでした)についての取り決めを書いてお互いに確認をしました。

「子どもを守れる方法」

離婚協議書の取り決めた親権・養育費・慰謝料・財産分与についての内容は、私の母に相談をしました。

子どもを守るにはどうしたら良いかを一緒に考えてくれました。

経済面では、母にも蓄えがあるので助けてくれるから、養育費は諦めて、キッパリと縁を切ってしまった方が良いとアドバイスをもらいました。

「役場で相談」

離婚が決まり、とりあえず役場に行って離婚をするにはどのような手続きをしたら良いか聞きました。

夫と争う内容もないし、これからの事を考えてお金を使いたく無かったので、仕事の合間に全て自分で手続きすることにしました。

離婚するにも、離婚届を出すだけではなく、親権だったり姓の事だったり母子家庭の手続きだったりと、様々な手続きが必要でした。

何も分からないので聞きながら一つ一つ手続きをふんでいきました。

パートの休憩時間なども使って行ったので、毎日クタクタでした。

しかし自分で行なったため費用はほとんどかからずにできたので、これからの事を考えると、経済的な面だけではなく、自分ですべてやり遂げたことは大変プラスになったと思います。

「子どもと平和な暮らし」

無事夫との離婚が成立し、借金の担保に入れられていた住んでいた家も、実の母と妹がお金を貸してくれて買い戻せ、子ども達との平和な暮らしが始まりました。

子ども達を借金の取り立てに巻き込まないように神経をつかうこともなくなり、貧乏ですが自分の家で子ども達と暮らせることに幸せを感じました。

しかし、やはり私の稼ぎだけでは今までのような生活はできませんでした。年齢もあって正規職員になるのは難しく、やっと見つけた職でも嘱託職員どまりでした。

固定給なので安定はしていますが少ない額なので、自分の貯金を切り崩してなんとか生活していました。それでも臨時でお金がいる時は母に頼るしかなく、申し訳なさでいっぱいでした。

子ども達にも沢山我慢させてしまったと思います。

「覚悟ができたら決断を」

離婚は生半可な気持ちでは出来ないと思いました。特に子どもがいる夫婦では、自分たちだけの問題ではありません。

でも、子どもに害が出てしまうのなら、親である自分がどんなに苦労しようとも覚悟を決めて離婚という選択をできると思います。

今は母子家庭への支援も充実してきています。子どもを、そして自分を大切にできる選択をしてください。

そして離活する余裕があるかたは、離活をして離婚の現実をしっかりと認識するといいと思います。