離婚の理由と原因 夫が働かない。浪費。不貞行為。
子どもの有無 1人

離婚の話し合いに応じないため強行手段

離婚を決意したきっかけは、夫の素行が原因です。

仕事はまともに行かないくせに、自分の遊びのために生活費を財布からくすめ、子供のおむつやミルク代にも手を出す始末。

こういった夫の行動に我慢が限界に達し、離婚話を切り出しました。

しかし夫との離婚協議は全く進むことがないまま時間だけが経過しました。夫が離婚に合意しないためです。

自分の行動が離婚の原因にもかからず、離婚協議すら放棄するような夫にほとほと嫌気が差し、夫が夜遊びにでかけてる隙をみはからい、必要最低限の荷物を持って小さな子供を連れて二人で家をでることにしました。

初めて知った離婚調停

行く宛もなくホテルに一週間ほど滞在しましたが、実家に連絡をとると戻ってこいと言ってくれたため、実家に戻っての別居生活が開始しました。

そして実家に戻ると両親、姉夫婦や母方の叔父を交えて今後のことを話し合いました。

私は話し合いで解決しない離婚は、調停を行うことが出来ることをこの時初めて知りました。

早速、家庭裁判所のホームページで離婚調停の申立に必要な書類を確認して、その翌日には必要用書類を準備しました。そ

して準備が整うとすぐに母と姉に付き添ってもらい家庭裁判所へ行って調停の申し立てを行いました。

調停が始まるまでが長かった

離婚調停の申し立てをしてから、1回目の調停が始まるまでには、通常約1か月前後と言われました。

しかし調停の申し立てが混み合っている場合はそれ以上の期間を要することを伝えられました。

暫くして離婚調停の日時を知らせる封書が届きました。するとその翌日に、相手方(夫)から嫌がらせの電話を受けました。

その話を叔父に相談すると、どんな些細な事でもいいので、メモをしておくようにと言われました。また念のためにと、第三者を仲介人にすることも言われて、叔父の知り合いの町議員さんにお願いをしました。

1回目の話し合いは調停の申し立てをしてから約2か月後でした。

子供は姉にお願いして、母に同行してもらいました。相手は時間になってくることがなく、その代わり、嘘を書き綴った手紙と、署名捺印された離婚届が、担当の調停員さんあてに届いていました。

調停員さんが手紙の内容は読んでくれましたが、書かれていた内容についてこちらも反論をしました。また相手方が来ないため、こちらの相手に対する要望を調停員に伝えました。

2回目の調停にも、相手方は来なかったのでこちらの一方的な相談で終わりました。

相手が来ないことには、話し合いは長引くであろうという予測から、町議員さんの勧めで離婚調停に強い弁護士さんを紹介してもらうことになりました。

そして3回目の調停を迎える直前、相手方が不貞行為を行っていたことが判明し、長引くと思っていた調停はとんでもない結末になりました。

それは相手方から3回目の調停前日に電話連絡が入り、こちらの要求を聞き入れた形での離婚に応じるという内容だったそうで、調停員の判断により「協議離婚」として認定されました。

3回目の調停で解決したこと

3回の調停に要した月日は約3か月。

1回目の調停で私が相手方に出した要求は、親権は私にする事、慰謝料や養育費はいらない事、そして離婚調停から子供との接見や面会はさせないという事でした。

3回目の調停直前での相手方の不貞行為発覚になるまでは、相手方の母親から親権と家財道具がほしければ300万慰謝料として払えなんて脅しの電話がありましたが、不貞行為発覚後は何もいってこなかったしすべてがうまくいきました。

離婚調停申し立てをしてみて

離婚調停をしてみて、とても不安に思うことがありました。それは調停で相手方と顔を合わせたりしないのか、ばったり鉢合わせしたらどうしようということです。

しかしこの点に関しては、絶対に相手方と顔を合わせるような危険はないそうです。

実際に調停の中でそういった不安があることを調停員に相談したのですが、やはり鉢合わせしないような配慮はしっかりとしているとおっしゃっていました。

調停ではこういった万全の体制で話し合いができることがわかったのです、2回目と3回目の調停では、とても安心した気持ちで話し合いに臨むことができました。

また相手が離婚に応じないからと諦めるのではなく、家庭裁判所の調停を利用して、第三者を挟んで話し合いができるというのは、精神的にも助かりました。