離婚の理由と原因 夫のDVが原因。
子どもの有無 1人
アドバイス 専業主婦でお金がない人でも法テラスを活用すれば道は開けます。

離婚調停をすることになったきっかけ

食卓テーブルをひっくり返す、本棚の本をひっくり返す、壁に穴を開ける、俺様的な暴言を吐く、暴れる等々・・・。

結婚後ずっと続いたDVに心身ともに疲れてしまい夜逃げ同然で子供を連れて家を出たことをきっかけに離婚調停を申し立てることになりました。

わたしは子どもを連れ、最低限の荷物を持ち出して一旦実家に避難ました。

とりあえずの安全を確保した後、まずは配偶者暴力支援センター警察に相談しました。

そして相手に居所を突き止めることができない場所にアパートを借りましたのです。

そして色々な相談機関からのアドバイスで、離婚調停を申し立てることになりました。

離婚調停開始、半年間で決まった事は婚費費用のみ

離婚調停では、男女ひとりずついる調停委員を介して、お互い別室で交互に話しを聞かれました。

午前9時半の開始から11時半くらいまでの約2時間の間に、自分の思いや考え、要望をしかっり伝えることは本当に難しかったです。

離婚調停は1ヶ月に1回くらいのペースで開廷されたにも関わらず、半年間で決まった事は、「婚費費用」だけでした。

その他にも、子供の親権や養育費、面会交流、財産分、慰謝料など決めなければいけない事がたくさんあります。この事が決まらないと、離婚が出来ないそうです。

しかし調停では、本当に何も決まらず時間だけが無駄に過ぎて行き、だんだん心身共に疲労がたまり体調がおかしくなっていきます。

そしてこれが調停なんだと感じました。

毎回、前回の確認から始まって、時間が無駄に過ぎて行きます。

何度も同じ事のみ確認しているだけで、全然決めるべきことが話し合われることなく、終わりの時間を迎えてしまい、毎回嫌な気持ちのまま帰宅しました。

長かった離婚調停の末に

離婚調停を初めて、1年くらい過ぎましたが、婚費費用の他に決まった事というか確認できたことは、離婚の意思が双方にある事のみでした。

離婚調停の開廷当初は、DVも認めず離婚もしたくないと言っていた相手が、1年掛かってやっと離婚の意思を示したのです。本当に時間がかかりました。

そして相手が離婚の意思を示してからは、調停での話し合いにも終結が見えてきたのです。

まずは子どもに関する親権、養育費、面会交流の取り決めを行い、最後に慰謝料と財産分与の話し合いを終えて離婚調停を終了することができました。

調停は、お金がなくても申立可能です

離婚調停もそうですが、私のように専業主婦をしていると収入がないので、調停を申し立てる費用がなく難しいと思い躊躇してしまいがちです。

でも、私のような立場の人でも調停の申し立てができる事を、今回の離婚調停で初めて知りました。

私も無知でわからなかったのですが、配偶者暴力支援センターの人から、「法テラス」という所があることを教えて貰いました。

ここは収入に応じて、申立費用を分割で払う事ができる制度を設けている所です。

法テラスがお金のない申立者の代わりに、弁護士費用や申立費用を立て替えてくれ、その後自分が分割して支払うという機関です。

最終的には費用は払う事になるのですが、お金がなくても諦めることはないのです。ちなみに私は離婚調停費用だけでも15万円前後かかりました。

このお金を分割に出来る制度は、お金のない人を助ける制度として本当に役に立っていると思います。

現に私が利用して申し立てすることが出来たのですから。この制度のおかげで、怖いDV夫から避難することができ、離婚調停を申し立て出来たからです。

だからお金がなくてDV夫から逃げる事ができないと諦めずに色々な制度を活用すればちゃんと生きていく事ができるという事を私も学んだし、私と同じ境遇の方にお伝えしたいと思います。