「ひとり親世帯」と聞くと、世間一般では『母子家庭』を想像される方が多いのではないでしょうか?

なぜなら子供には母親が必要という認識が一般的にはあるからでしょう。

しかし、2011年度のデータですが「全国母子家庭等調査」では、母子家庭が123万8000世帯に対し、父子家庭は22万3000世帯。

確かに母子家庭の比率の方が多く見受けられますが、「ひとり親世帯」の7世帯に1世帯は父子家庭であるという現実があるのです。

いつかそのうち……ではなにも変わりません。

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父子家庭の実情

「ひとり親世帯」になってしまった理由は様々でしょうが、妻に先立たれた家庭だけではなく、離婚して親権を父親が持ったケースも実は少なくありません。

世間一般の認識より、「ひとり親世帯」への国の助成金は母子家庭へと、思いがちですがそうではありません。あくまでも、「ひとり」で子供を養育していくリスクを軽減しサポートしていくために設けられた助成です。

まず、男性側が離婚を考えた場合、この妻には子供を任せられないという何らかの理由があると判断した時、是非とも心得ておかなければならない事をまとめてみましょう。

子供には母親が必要だと思い込まない。

父子家庭を主に支援している方々の多くが、父子家庭になった場合の懸念の一番にあげられるのが『子供を立派に育てなければと気負いする事』とあげています。

死別の場合、致し方ない状況下において、子供にとっては試練かもしれませんが、その話し合いはできます。しかし、離婚の場合、母親はこの世に生きていて共に暮らせない理由がある。これは厄介な話です。

確かに幼い頃の子供にとって、母親の存在は大きいです。気負いすることによって、子供により厳しく接してしまい、だんだん子供との心の距離が離れてしまうケースは頻繁にあります。

子供が幼ければ幼いほど、大人の男性は大きくて怖く感じてしまいがちです。

厳しくしすぎるか、甘やかしすぎるのか、両極端に振れてしまうのが、「ひとり親家庭」の陥りやすい難しさですが、子育てとは各家庭のオリジナルで構わないのだという認識を持つことが、大切です。

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助成金をうまく活用して、子供との時間を作るようにする。

仕事が自分の生きる場所と認識している男性は、多いはずです。

勿論それは素晴らしい事です。しかし、離婚をするにあたり一番に覚悟をしなければならないのは、仕事と家庭二つの世界をちゃんと生きていくという意識です。

世論調査で、父子家庭の父親が、子供と一緒に過ごす時間の平均は、何と1日2時間と報告されています。

例え、実家の祖父母にお世話を頼めたり、保育所に預けられたとしても、親の立ち位置にいる人間ではありません。

仕事をして稼ぐ事は勿論大切なことです。社会の中で背負う責任もあるでしょう、しかし、同じ位に、命をこの世に生み出した責任と、その命には自分が庇護し愛さなければならないという義務もまた、大きいものなのだという認識が必要になるでしょう。

そこで、助成や支援をうまく利用することも大切になってきます。

子供と過ごす時間を作るために、国の助成を理解しましょう。そして、独り身の自分に何か起こった場合の保険に支援事業を理解しておきましょう。

しかし、支援には収入制限はあるので、父子家庭だと受けられないものも多いのでご注意を。

父子家庭が受けられる主な助成金と支援事業

  1. 児童扶養手当
    ※(一部の自治体では父子家庭も対象になります。
  2. 児童手当
    ※一部の自治体では父子家庭も対象になります。
  3. ひとり親家庭医療費助成制度
    ※収入の上限が母子家庭向きですが、家庭により調べる事をお勧めいたします。
  4. ファミリーサポートセンター「育児・介護の援助を受けたい方」と「育児・介護の援助をしたい方」(有償ボランティア)
    ※設立されてない自治体もあります。お住いの自治体にお問い合わせください。
  5. ひとり親家庭生活支援事業(ひとり親家庭等日常生活支援事業)
    ※自分が病気をしたなど、動けなくなったときに使える支援です。突然何があるかわからないので、離婚成立後に必ず自治体に確認をしておくことをお勧めいたします。

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父子家庭のまとめ

離婚を考えた時、親権を自分が持ち、子供の養育を選んだ時。

それは、男性にとっては、プロポーズした時よりも大きな決断になるかもしれません。しかし、だからこそ「いい父親にならなければ!」と思う必要はありません。

仕事をして、子育てをして、子供の為に時間を作ろうと付き合いが悪くなったと、後ろ指を指される。でも、父子家庭の父親は、外部に助けを求めないという傾向があるそうです。

子供を育てる選択をできる、立派な男性であればこそ、そうなのかもしれませんが、本当にいい父親とは、自分の生きざまを子供と共有できる父親なのだと思います。

「いい父親」であるより、困ったときには困ったと言える「人間らしい父親」の背中を子供に見せてあげて欲しいと考えます。

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