【公正証書の重要性】保証人・給与差押で養育費を確保するためにすること
離婚の理由と原因 生活のスレ違い。経済的不安。
子どもの有無 あり。1人
後悔 母子家庭になった経済的な不安。離婚前の下準備不足。

離婚をした時の私の年齢は24歳でした。

そのときの家族構成は夫25歳、子供が3歳でした。

夫は職を転々とするパチンコ屋店員で、私は専業主婦でした。当時の年収は300万円程でした。

すれ違いの生活と経済的不安

パチンコ屋でアルバイトをしていた夫の勤務時間は、ほとんどが昼から夜にかけての時間帯でした。その為、夜中に帰宅し昼前まで睡眠という生活パターンでした。

夜泣きをする小さい子供がいた為、夫婦の寝室は別にしていました。生活パターンが異なり、寝るのも別室のため、同じ家で生活をしていてもほとんど顔を合わすことがなくなってしまいました。

日常の会話自体が減ってしまい、次第に話題もなくなり、話すことといえば、夫の仕事のことばかりになってしまったのです。

私は将来への不安もあり、正社員の仕事をすすめていましが、「就職ができてもすぐにやめてしまい、またパチンコ屋のアルバイトへ戻る。」の繰り返し。仕事を辞める時も「やめてきた!」と一言。

経済的不安もあり子供が小さいうちになんとかしなくてはならないと決断し、離婚を決意しました。

離婚を拒否する夫

私から離婚を切り出し、親を含めて離婚の話し合いをしました。最初は離婚をしたくないと夫は離婚を拒否していました。

しかし「このままでは生活ができない。子供がかわいそうだ」と私の考え・思いを、なんとか夫に伝えることできたため、離婚に向けて話し合いを進めることになりまし。

そして最終的には、夫が折れた形ですが、裁判をせずに協議離婚ができることができました。

公正証書の作成

夫と話し合いで、夫は養育費を払う約束をしてくれ、さらに親権についても私が取得することで納得してくれました。

しかし口約束は怖いので、公正証書の作成をしました。夫は公正証書について詳しくなく、私の希望通りの内容で作ることができました。

そして夫の両親も「息子のせいで離婚になって申し訳ない」という事で保証人になってくださり無事公正証書を作成するができました。

状況的に相手の両親に頼みづらいこともありますが、「連帯保証人」になってもらう交渉は必ずしておいたほうがいいです。

仮に夫が払わない状況になっても、「孫の養育費」ためということで、相手のご両親には必ず「連帯保証人」になってもらいましょう。

子供の為にできる事

家にいても夫は疲れているからと、子供を怒ってばかりでした。家でも「パパが寝てるから静かにね」と我慢させてばかりでした。父親と遊んだ記憶がないまま成長することに対して、とても嫌悪感をもっていました。

父親の代わりはできないけれども、このままだとかわいそうだと思い、離婚後は一緒にいっぱい遊ばせてあげたいと思っていました。

離婚は経験者に相談

離婚の手続きについては、私には離婚した経験のある親戚がいたため、親身になって相談に乗ってくる人がいました。また、その方から市役所の窓口で母子家庭になるともらえる母子手当などについても教えてもらいました。

実際に市役所に出向くと、相談窓口があり、手続きなどでわからないことはしっかりと説明してくれたた、滞り無く離婚に関する手続きを行うことができました。

またインターネットでみた、離婚経験者のブログなどもいろいろと参考になる情報がありました。

子供のための養育費

公正証書の内容については、弁護士にアドバイスをもらいつつ、自分が要望する内容を盛り込んで、作成して頂きました。数万円の公正証書作成費用は、離婚で引っ越しなどお金がかかる時だったため、とてもしんどかったです。

それでも子供の養育費をしっかりと確保するためには、安いものだと思い母にお金を借りてでも作成したのでした。

将来の不安が解消される

離婚をして母子家庭になり経済的な不安は一時期ありました。しかし子供の為だと思うとなんでもできました。両親の力も借りながら一生懸命働き生活しました。

子供が小さかったこともあり、教育費などにお金がかかることが少なく、貯金も少しずつ出来てきたため、将来の不安が少しずつ解消されました。

また幸いなことに、子供が小さかったことと、子供のお友達は、パパが忙しくあまり会えない家庭の子ばかりだったので、パパがいなくても気になることがありませんでした。

離婚前には下準備を

私は離婚経験者として、友達に離婚の相談をされたりします。その時に必ずすすめることは、「公正証書」を作ることです。

私の夫の様に、無関心でこちらの思い通りに公正証書を作れることは珍しいと思います。普通であれば、養育費の金額、ひとつをとってももめると思います。それでもしっかりと話し合い「公正証書」を作ることが大切です。

どんなに口で約束をしていても、支払われなくなってしまうと請求することができません。私は、夫に離婚前「必ず払う」と言われましたが、信じられず公正証書を作成しました。

実際、すぐに夫は滞納することになり、保証人になってくれた夫の親が肩代わりして支払いをしたのです。

さらには夫の居場所も分からなくなりましたが、居場所を調べて公正証書のおかげで給料を差し押さえることができました。もし公正証書がなければ、養育費をもらえることはなかったでしょう。

私からのアドバイス。「離婚前には下準備をして、幸せに向けての一歩を歩んでください。」私の離婚体験談が、あなたに少しでも役に立つことがあれば嬉しいです。