『那覇市』の離婚相談

離婚時にはたくさんの取り決めや手続きがあります。

例えば、親権、養育費、慰謝料、財産分与と言った取り決めを行う必要があります。

ただし法的ことが関わってくるので、簡単に判断できなこともたくさんありません。そこで相談したいのが離婚問題に詳しい専門家です。専門家のアドバイスが、正しい離婚を選択の手助けになることもあるでしょう。

また悩みに悩んで離婚した後もあなたがやらなくてはならない手続きはたくさんあります。

例えばお子さんがいるご家庭では、『児童扶養手当、ひとり親家庭等医療費助成』などの手続きは忘れてはなりません。

また国民年金、国民健康保険、名字の変更といった手続きも必要になります。

そこで那覇市内で開催される離婚に関する無料相談と離婚に関わる各種手続きについてご紹介していきたいと思います。

公的機関である役所で行われる相談は、原則無料相談ですので、離婚のことで気になることがある方はぜひ活用することをおすすめします。

ただし相談する前には、予約方法、日時、相談内容などは事前に確認ください。

那覇市で利用できる無料の離婚相談

まずご紹介するのは、那覇市内で開催されている無料相談です。市民を対象と無料相談ですので、是非活用下さい。

弁護士による離婚相談

市役所で開催される弁護士による相談です。予約時に親権、養育費、財産分与、慰謝料など離婚に関する相談が可能かご確認下さい。

相談日時:平日開催

予約受付:平日:8時30分~17時15分

問合せ先:市民生活安全課

電話:098-862-9955

女性相談

女性相談員による相談です。離婚、DV、借金問題などについて相談が可能です。詳細はご確認下さい。

相談日時:平日開催(9時~16時)

問合せ先:保護管理課福祉相談室

電話:098-867-0111(内線:2456・2457)

人権擁護相談

人権擁護委員による相談です。人権問題に関する相談が可能です。詳細は予約時にご確認下さい。

相談日時:月1回程度

予約受付:平日:8時30分~17時15分

問合せ先:市民生活安全課

電話:098-862-9955

また上記以外でも弁護士会、法テラス、家庭裁判所などでも無料相談が開催されています。

詳細は「【離婚相談】あなたのまちの無料相談」で確認下さい。

離婚の手続き

では次に、離婚後に役所で必要な手続き(離婚手続き、年金、国保、児童扶養手当、医療費助成など)についてご紹介します。

離婚届の提出

時間外は預かりの対応となり、不備があると修正して再提出する必要があります。そのため受付時間内の提出をおすすめします。

問合せ先:ハイサイ市民課

電話:098-862-3274

離婚届を出す前に、まずは必要書類、受付時間を必ず確認しましょう。

協議離婚なのか?裁判離婚なのか?離婚後の名前はどうするのか?

などで必要書類が異なりってきますので、2度手間にならないようにしっかりと事前準備しましょう。

離婚時の年金手続き

□離婚時の年金手続き

離婚などで厚生年金から国民年金に切り替わるときは、手続きが必要となります。

用意するもの

1.本人の年金手帳(又は基礎年金番号がわかるもの)

2.社会保険喪失証明書など(扶養からはずれた日がわかる書類)

3.離婚日がわかる書類(戸籍謄本など)

4.印鑑

問合せ先:ハイサイ市民課(国民年金グループ)

電話:098-861-6901

また保険料の支払いが厳しい状況のときは、保険料の申請免除制度がありますので、未払いで放置するのではなく役所にご相談下さい。

年金事務所

年金の手続きや相談は、那覇年金事務所までお問い合わせください。

所在地:那覇市壺川2-3-9

受付時間:平日:8時30分~17時15分

電話:098-855-1111

離婚時の国民健康保険異動届手続き

離婚などで国民健康保険に切り替わるときは、手続きが必要となります。

問合せ先:国民健康保険課

電話:098-862-4262

那覇市のひとり親家庭の支援

◯子育て応援課

・児童扶養手当(児童扶養手当担当)
・特別児童扶養手当(児童家庭グループ)
・母子および父子家庭等医療費助成
・自立支援教育訓練給付金
・高等職業訓練促進給付金

電話:098-861-6951

那覇市役所※相談の日時や予約の確認は、那覇市役所ホームページをご確認下さい。


開庁時間:曜日・部署により異なる場合があります。

一般窓口:平日:8時30分~12時、13時~17時15分

ハイサイ市民課窓口(住民票、戸籍証明など):8時30分~18時

所在地:那覇市泉崎1-1-1

代表:098-867-0111

那覇市の離婚事情

那覇市の離婚件数の推移です。

平成元年:684件
平成5年:681件
平成10年:751件
平成15年:778件
平成20年:741件
平成25年:789件
平成26年:781件
平成27年:744件

なお平成27年の沖縄県の離婚件数:3,603組、離婚率は2.53です。

全国の離婚率は1.81%となります。

離婚エピソード:『子供を愛しているからこそ離婚を選ぶママもいると知ってほしい』

子供の頃に、離婚とか母子家庭と聞くと、とても暗いイメージがありましたし、何か特殊な遠い世界のような感じがしていました。

しかし、まさか、自分自身がそれを経験するとは思っても見ませんでした。

私が離婚をしてシングルマザーになったのは、まだつい先月のことです。子供が一歳半になったばかりの時でした。

理由は、夫から私への暴力と、子供を利用した私への嫌がらせなどの精神的な暴力です。

私に対する暴力はまだなんとか耐えることができても、子供に危害を加えることだけは、絶対に許せなかった私。最近は、実の父が子供を虐待して殺してしまうというニュースもよく聞きます。

両親揃っていても幸せな家庭になるとは限りませんから、離婚と言う選択が、間違っていたとは思えません。

とはいえ、実際離婚をしてみて感じることは、一言、とても辛かったということです。離婚をすれば精神的に楽になるかと思いきや、不安なことも多いのです。

一番の不安は、この子にパパがいないということです。今は小さいから何も分からず毎日笑っているこの子。可愛くて愛しくてたまりません。

が、もう少しして、いろいろ分かるようになれば、きっと、なぜ僕にはパパがいないのだろう?と、疑問に思う日が来るでしょう。

周りの子を羨む時が来るかもしれません。それを思うと、胸が締め付けられるのです。だからこそ私は思います。この子のために、絶対に毎日笑顔でいようと。

いつも笑いと希望と愛で溢れている日々をこの子に作ってあげたい。そして、それができるのは、私しかいないと思っています。

パパがいないという精神面での不安だけではありません。離婚をすると、経済的な不安もあります。母子手当てがあるからいいじゃないかと言う人もいます。

が、ほとんどの人は分かっていないのです。これだけで生活するのは不可能という微々たる金額です。子供が小さいと働けないママもいます。

保育園が空いていない場合もあれば、ママの意思で、小さい時は傍にいてあげたいから働きたくないという人もいるでしょう。

養育費だってもらえていない人がほとんどと言います。私ももらえていません。

こんな状況の中、本当に不安ではあります。離婚や母子家庭に対する偏見が強い人もまだまだいるでしょう。自分勝手に離婚した人ばかりではありません。

子供がいるのに離婚するなんてと言う人もいますが、実際は逆で、子供がかわいいあまりに離婚したという方が正解ではないでしょうか?

世間の人がもっと、母子家庭や離婚に対する偏見をなくしてくれることを祈ってやみません。