妻と離婚した。自分が選んで愛した女ではあったのだが、最終的にはそれぞれの道を歩むことになった。

別れる、となった段階で一つだけはっきり言えることがあった。

「この子をあいつに渡せない」である。

離婚の準備

理由は伏せるが、様々な伏流があり決断した。

私は当時、東京まで通勤をしており、一時的に保育所からの迎えを、義父母に託す。勤務しながらであるが、その間やらなければならない事をリストアップした。

1.離婚届・保育園退所届提出
2.家財道具の仕分け
3.転居日程・業者選別・荷造り
4.転居物件探し・退去手続き
5.転入転出届・保育園入所申請
6.荷解き
7.勤務先への住所変更

当時家庭を持ったことで少し大きめの物件を借りていたが、親子二人になるのと併せて、どうしても実親の世話にならなければ
ならないので転居を考えた。

項目2と3はほぼ同時進行。項目3が片付くまで1は実行できない。

別居のための引越

当時の妻の言動により、義父母も憔悴していたが約半月の間、子供を保育園に迎えに来てくれた。コレについては今でも感謝。

項目1~3の準備が整い、イザ転居の日。義父母もワンボックスだか軽トラを用意し項目2で仕分けた我が娘の家財を積む。この場に妻の姿はいない。なぜか。結果一月ばかり失踪していた。

全ての搬出が終わり、とわの別れとなる義父母に「お世話になりました」と告げた。

義父は目真っ赤、顔くしゃくしゃで「元気でいて欲しい、子供を頼む、出来る限り協力する」と、言ってもらえた。義母は泣きじゃくって、言葉を発しているんだがよく聞こえない。

結局のところ項目1の離婚届は、本人がいないので義父母が預かるという形で後日、本人が記入し受理された。

離婚の諸手続き

項目4から先はスムーズに運ぶ。休日を利用し、物件を探し、手続きを終える。と同時に、退去手続きも終える。家賃がダブっても問題無い程、裕福ではない。

役所の手続きは実親に出向いてもらった。実親様様である。勤務先も有給等を使わずに、迷惑をかけずに済んだ。今回の転居は、千葉県のM市から、埼玉県のK市である。それなりの距離はある。

大人は良いとして、心配なのは子供の環境である。子供の側からすると、ある日突然、母親がいなくなるわけである。で、引越して違う保育園に通う。環境不適応になりかけた。

園長先生に(この保育園私立です)自らの状況を説明し、場面に応じ保育してくれた、コレも感謝です。

私の子供は絵心があり、描いた絵が園内でも入選・入賞は何度も頂いた(親バカ)。

しかし、転居前後の描く絵は色彩が無くなり黒のクレヨンしか使わなくなった。とても無機質な、うら寂しいモノトーン。

転居前この絵を見た義母はすすり泣き始めた。この子の心境が判りすぎる絵だ、と。娘のことはもう半分諦めた。それよりこの子を納得できる理由を考えようと。

ほぼ全会一致で出た結論はありきたりかも知れないが「ママは急病で亡くなった」だった。転居後「ママはもういない」という意識が我が子にも根付きつつあった。とても辛いがそういう流れにするしかない。

日常のはじまり

当時の平日は:

一緒に起きる
一緒に身支度をする
一緒に朝ご飯を食べる
保育園に送りに行く
ダッシュで駅に向かい電車に飛び乗る
——-勤務
最寄り駅で下車後、実家に向かい、子供と部屋に帰る。
子供は風呂と夕飯は既に済んでいるので
絵本を読み聞かせ寝かせる。
その後、夕飯&風呂

このサイクルであった。

子供の描く絵も少しずつ変わっていく。再び、転居後の園で賞を貰う(やはり親バカ)嬉しい。希望が持てる展開になっていく。

『家』探しは離婚前or離婚後?

住む家を決めるのは離婚する大きな障害となります。

そんな障害を越えるためにぜい読んで欲しいのが……

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新たな出会い

古い友人たちが、代わる代わる子供の為に、もちろんお前自身の為にも、次の奥さん見つけろとのたまう。当の本人とてもそんな気分になれない。

しかし次の流れは突然やって来る。

いわゆるバツイチである私を受け入れ、自分が産んだ子供ではない私の子供を我が子の様にしっかり育て上げ、無事に成人させた素敵な現在の妻と出会うことが出来た。

この出逢いだけでも幸せだと思う。この幸せを得るために生まれてきたのかとも思う。今は愛する妻を傍らに、まだまだ冒険思考で行こうと思う。(終)

まとめ

結婚は勢いで(情熱で)できます。たやすいです。

しかし・・・・・

離婚は半端無いエネルギーと、理性とモチベーションを喰います。転居直後、腑抜けでした。項目6の荷解きは二ヶ月かかりましたね。やる気が出ないんです。

それよりも、子供のことです。私の様に就学前であれば、大きな禍根になりにくいかもです。一人の人間を成人させられるだけの環境を独り身で造れるかどうかです。夫妻どちらででもです。

子供の貧困が叫ばれていますが、親の環境如何で子供は左右されてしまいます。子供は親を選べないのです。

あの時「子供を引き取る」と言う判断は、間違っていなかったと今でも思えます。そういった行動を行って良かったとも言えます。

人生における選択肢は増えているので、離婚も一つの選択肢でしょうがお子さんが居る場合は、環境を整えられるかを含め慎重に判断なさって下さい。