離婚の理由と原因 夫と義母との人間関係に限界を感じた。
子どもの有無 1人
アドバイス 当事者同士で話し合いができない場合は、離婚調停は有効。

マザコン発覚。ストレスで体調を崩す。

4年の交際を経て結婚した夫。

結婚前はお互い実家に住んでいた為、同棲はしたことはありませんでした。そのため、彼の本質を見ることができなかったのは、私の過ちでもありました。

彼は私の前では義母を嫌い「クソババア」などと言っていたのです。私は彼の母親を不憫に思い、私が彼と母親の橋渡しになれればなどと甘いことを考えていました。

しかし一緒に暮らし始めてすぐに、彼はマザコンだということがわかったのです。

毎週末になると、必ず一人で実家に帰り食事をして、毎日のようにお互い電話をかけ合い、つまらない話を長々としたり、母親がアパートに頻繁に訪ねてきたりもしました。

入院費用は私の独身時代のお金から

ほどなく妊娠した私はひどいつわりで入院しましたが、入院中義母は一度も見舞いに来なかったばかりか、義母の指示で夫も彼の実家も入院代は出さず、私が独身時代の貯金で支払いました。

退院してからも、つわりとお腹の張りで絶対安静だったため、家事はほとんどできなかったのですが、義母は一度も手伝いには来てくれず、彼にゴミ出しを頼んだ私に(もちろん彼がは母親に告げ口した)「夫にゴミ出しを頼むなんて!非常識だ!」などと罵られたりしました。

すべてがこんな調子で、毎日のように暴言を吐かれ、義母の監視に私の精神状態は最悪でした。

そして出産後、生まれてきた娘をまったくかわいがらず実家に入り浸っている彼に見切りをつけた私は、離婚を決意しました。

彼に離婚を申し出ましたが、すぐさま彼は実家に帰り音信不通になってしまいました。

離婚調停が始まる

夫と離婚の話し合いがまったくできない状態でしたので、私はいわゆる離活として書店や図書館に通い、インターネットで調べたりして、離婚について勉強し始めました。

そして離婚調停というものを知り、すぐさま最寄りの家庭裁判所離婚調停を申し立てたのです。金額は数千円で済み、揃える書類も簡単で私一人ですべての手続きをすることができましたた。

何より、実家の家族には心配をかけたくなかったのですべて自分で行えて良かったです。

また離婚調停を申し立てる費用が数千円で済んだことは、育児休暇中の私にとって、大変有り難いことでした。そしてしばらくして、第一回目の調停が始まったのです。

4回の調停で離婚成立。

第1回目の離婚調停は、まず男性と女性の二人の調停委員の方の自己紹介から始まりました。

彼も出廷していましたが、別々の部屋で間に調停委員の方が入って話を聞いて下さり、お互い顔を会わせる事はありませんでした。

調停員のお二人ともに親切丁寧に話を聞いて下さり、私の日記を読み同情してくださいました。

調停委員の方が、「調停は本人同士の話し合いの場ですのでご遠慮ください」と言われたにもかかわらず、彼の母親は毎回同伴していました。

思えばこれが、私に有利に働いたのかもしれません。

いい大人の男が、母親同伴で離婚調停に来るという事は、調停委員と担当裁判官にとってかなり印象が悪く、私の話や日記の信憑性が認められたようだ。

離婚調停の結果。

四回の話し合いで、私の言い分が認められたものの、彼と母親は調停委員の説得にも応じず、慰謝料と養育費の支払いは断固として認めませんでした。

生活費ももらっていなかったため、これ以上話し合いを続けてもラチが明かない、離婚を成立させて母子の助成を受けられるようにしましょうと調停員の方は話をしてくださいました。

そして「慰謝料養育費を払わないと書面にしるさなければ離婚しない」と言い張っていた彼と母親を一喝し、離婚を成立の後押しをしてくださったのです。

そして「慰謝料は支払わないが、子どもが今後養育費の支払いを申し立てることはできる」という一文を書いて下さった。

当事者で話し合いができない場合、調停は有効。

私のように、当事者同士で話し合いができない場合は、離婚調停は有効だと思います。

しかし、調停には必ず出廷しなければならないという強制力はなく、相手が出廷しない場合、不成立になることもあるのです。

私にとっては、思いの丈をすべて吐き出すことができたし、調停委員の方も裁判官の方も親切だったので、安心して委ねることができたと思います。

調停をするか迷っている方もいると思いますが、自分の将来のため、幸せのため、行動を起こしていただきたいと願っています。

自分の幸せは、自分で作るもの。私は今、離婚して本当に良かったと、しみじみと感じています。