離婚理由となる代表的な7つのケース

離婚を考える時期とは結婚してからどのくらいか、ご存知でしょうか?

実は、4年目が一番多いという統計が出ています。一説によれば、男女が共に生活をする事とは、子孫繁栄のためという遺伝子に組み込まれた本能があるから、3年~5年の間に子供が出来ない男女は、違うパートナーを探すという説もあるようです。

では現在の離婚事情としてこのことは本当に当てはまるのでしょうか?

離婚する代表的な理由

今は子供を作らない選択をする夫婦も多く、自分たちの生活プランを設けて、子供を作る時期を考えている夫婦も意外と多いはず。そんな現在で離婚を選択した、その理由を探ってみましょう。

『性格の不一致』

ランキングでも1位にランクインする『性格の不一致』ですが、驚くことに同棲経験のあるカップルでも離婚率は多く、この理由が挙げられています。

共に暮らす事での不一致はあるでしょうが、ただ共に生活をしている同棲と、結婚をしてからの暮らし方の違いがあるという事でしょう。

結婚すれば共に責任や義務を果たす相方となっていきます。同棲相手とは意味合いも違うという事が、結婚してみて気づく夫婦も多いのです。

『モラルハラスメントとドメスティックバイオレンス』

巷で最も注目を浴びている離婚理由かもしれません。

モラハラは最近注目を浴びた、芸能人夫婦の離婚騒動がありました。

夫より妻が受けるというイメージが強く、実際の割合でも妻の被害が多いようですが、妻の被害が約25%、夫が被害者の報告が17.5%と、以外にも妻から夫へのパワハラが報告されています。

肉食系女性の急増と何か関係あるのかもしれません。

そしてもう一つは、DVです。パワハラが精神的な暴力とすると、DVは肉体への暴力を併せ持った暴力行為です。

こちらも妻は約19%、夫は約9%と全て女性というわけではありませんが、女性が受けてしまうことが多いようです。

また、パワハラもDVも被害を受けた側が離婚を申し立てる事が難しく、外部の誰かが介入して上げないと救われない場合や、被害を受けている本人が、その行為が不当であると訴えられないような状況に陥っている可能性もあります。

夫婦であろうと、罵倒されるいわれもなければ、手を挙げられて仕方ない状況もありません。思い当たる方は、役所や公的な相談窓口に必ず相談しましょう。

『異性問題(配偶者の不倫)』

こちらは、いつの時代も変わらない問題ですね。

結婚して4年くらいの時期に、離婚にいたる理由として一番多いのも不倫問題のようです。中には、子供が出来た事により、妻が夜の相手をしてくれないからなんて不当すぎる理由を挙げる男性もいるようです。

しかし、不倫も男性だけの問題ではなく、既婚女性の5人に1人は夫以外の男性と、二人で会った事があると答えた統計もあります。

一体どこからが不倫なのかはそれぞれの観点でしょうが、その線引きの違いも性格の不一致に通じる場合があるようです。

『金銭問題(浪費癖・生活費を入れない等)』

離婚に至る時に、一番困る問題が金銭問題です。

まず、結婚する前に相手の金銭感覚や、お酒、ギャンブルを好む人なのかは、最低でも知っておくべき事です。稼ぎがあれば問題ないと考えず、二人でこれから財布を共にしていけるのかを考えるべきでしょう。

子供が出来た場合は、女性は妊娠から出産子育てと、働きにいけない時期は必ず来ます。夫が生活費を入れずにパチンコにつぎ込むなんて、妊娠してからホルモンバランが不安定な時期に知ったら、それこそ精神的な負担は倍以上になります。

金銭問題で別れる夫婦が多いということを念頭に入れて、結婚する前に防げる問題は防ぐことをお勧めいたします。

『親戚家族との折り合いがよくない・親との同居を進められたまたは、応じてくれない』

結婚をする事とは、本人同士のみの問題ではなく、自分たちの親族を含めた両家の問題です。「自分たちが愛し合っていればそれでいいのだ」だけでは通用しません。また、それぞれの親は年を取っていきます。

両親が健在の頃は、別居生活で問題はなかったとしても、どちらかが他界した場合、親の一人暮らしを心配する気持ちは当たり前です。

そういう場合どうするのか、どうなっていくのか、よく話し合ってから結婚相手は選ぶべきかと思われます。愛する人を産み育ててくれた両親に感謝を向けられてこそ、本来の愛情かもしれません。

『性的不調和』

これは離婚理由として法的に認められています。結婚後のセックスレスによる離婚申し立ては、妻が約8%、夫が約15%と大きな問題のようです。

しかし、これは結婚してみないとわからない問題ともいえるかもしれません。

『家庭をかえりみなかった晩年離婚』

最後に一番怖い理由をご紹介いたします。

退職金や年金が入るタイミングで、離婚届けを突き付けられる確率が多いようです。

「長く連れ添ったから、自分たちは平気だ!」は通用しません。長く連れ添ったからこそ、そのしっぺ返しは強烈なのです。

まとめ

時代によって、離婚理由は変わってくるものですが、他人同士が家族になるとはなかなか難しい事です。

しかし、現在は何度でもやりなしができる世の中です。

離婚を失敗と考えるのではなく、経験と思えたらいいですね。

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