離婚するかしないか・・・簡単に結論を出すことができないのが離婚です。
そんなときに、親権、養育費、慰謝料、財産分与などの悩みごとを離婚問題に詳しい専門家に相談をすることで、正しい離婚を選択をすることができるかもしれません。
また悩みに悩んで離婚した後、あなたがやらなくてはならない手続きはたくさんあります。
例えばお子さんがいるご家庭では、『児童扶養手当、ひとり親家庭等医療費助成』などの手続きは忘れてはなりません。
また国民年金、国民健康保険、名字の変更といった手続きも必要になります。
そこで酒田市内で開催される離婚に関する無料相談と離婚に関わる各種手続きについてご紹介していきたいと思います。
公的機関である役所で行われる相談は、原則無料相談ですので、離婚のことで気になることがある方はぜひ活用することをおすすめします。
ただし相談する前には、予約方法、日時、相談内容などは事前に確認ください。
酒田市で利用できる無料の離婚相談
まずご紹介するのは、酒田市内で開催されている無料相談です。
1.弁護士による法律相談
市役所開催の弁護士による法律相談です。予約方法・日時などは予約時にご確認下さい。
開催:月2回程度
場所:市民相談室(市役所内)
問合せ先:市民相談室
電話:0234-26-5726
2.女性のための相談
男女共同参画推進員による相談では、女性が抱えるさまざまな悩みについて相談を受付けています。詳細はお問合せ下さい。
開催日:平日
場所:酒田市交流ひろば
問合せ先:男女共同参画推進センター ウィズ
電話:0234-26-5616
3.人権相談
人権擁護委員による相談です。親子、夫婦間のトラブルなどの相談が可能です。詳細はお問合せ下さい。
開催:月2回程度
場所:市民相談室(市役所内)
電話:0234-26-5760
山形地方法務局酒田支局(0234-25-2221)において、週2回程度人権相談が開催されていますのであわせて活用下さい。
また上記以外でも弁護士会、法テラス、家庭裁判所などでも無料相談が開催されています。
詳細は「【離婚相談】あなたのまちの無料相談」で確認下さい。
離婚の手続き
では次に、離婚後に役所で必要な手続き(離婚手続き、年金、国保、児童扶養手当、医療費助成など)についてご紹介します。
離婚届の提出
原則開庁時間内に受付となります。開庁時間以外は預かりの対応となり、不備があると修正して再提出する必要があります。可能であれば、開庁時間内の提出がおすすめです。
問合せ先:市民課戸籍係
電話:0234-26-5724
離婚届を出す前に、まずは必要書類、受付時間を必ず確認しましょう。
協議離婚なのか?裁判離婚なのか?離婚後の名前はどうするのか?
などで必要書類が異なりってきますので、2度手間にならないようにじっかりと事前準備しましょう。
離婚時の年金手続き
□離婚時の年金手続き
離婚などで厚生年金から国民年金に切り替わるときは、手続きが必要となります。
用意するもの
1.本人の年金手帳(又は基礎年金番号がわかるもの)
2.社会保険喪失証明書など(扶養からはずれた日がわかる書類)
3.離婚日がわかる書類(戸籍謄本など)
4.印鑑
問合せ先:国保年金課国民年金係
電話:0234-26-5728
また保険料の支払いが厳しい状況のときは、保険料の申請免除制度がありますので、未払いで放置するのではなく役所にご相談下さい。
年金事務所
鶴岡年金事務所では、年金相談が可能です。
所在地:鶴岡市錦町21-12
受付時間:平日:8時30分~17時15分
電話:0235-23-5040
離婚時の国民健康保険異動届手続き
離婚などで国民健康保険に切り替わるときは、手続きが必要となります。
問合せ先:国保年金課国保係
電話:0234-26-5727
手続きは、市民課または各総合支所の地域振興課となります。
酒田市のひとり親家庭の支援
酒田市では「子育てガイドブック(平成29年度)」を作成して、ひとり親家庭の方が活用できる助成・手当などわかりやすく解説しています。ぜひ活用下さい。
◯子育て支援課
・児童扶養手当
・ひとり親家庭等医療
・母子父子寡婦福祉資金貸付制度
・ひとり親家庭自立支援教育訓練給付金
・ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金
・ひとり親家庭生活応援給付金
電話:0234-26-5734
◯福祉課
・特別児童扶養手当
電話:0234-26-5733
八幡、松山、平田総合支所の地域振興課にも問合せ可能です。
酒田市の離婚事情
酒田市の離婚件数の推移です。
平成元年:118組
平成5年:149組
平成10年:169組
平成15年:233組
平成20年:189組
平成25年:148組
平成26年:171組
平成27年:141組
次に母子家庭世帯の推移です。
平成12年:480世帯
平成17年:531世帯
平成22年:606世帯
離婚エピソード:『結婚より大変…離婚の落とし穴に注意!』
私は一度離婚を経験しています。離婚を決意したのは夫のギャンブルでした。
結婚する前からギャンブルが好きなのは知っていたのですが、お互い仕事をしていたので生活費を半分づつ出し合ったあとは自分で稼いだお金は自分で使うという形を取っていたので結婚当初は何も問題はありませんでした。
しかし義父が病気になってしまい介護が必要になったため、私は仕事を辞めるしかありませんでした。
私の収入はなくなり、夫の稼いだお金だけで生活していくことになりました。
もちろん今まで夫がギャンブルに使っていたお金は半分以下になり、その苛立ちでケンカが増えていきました。
そして夫の性格はどんどん変わっていき、気付いた時には多額の借金をしていたことで離婚を決意しました。
夫に離婚したいと話したときは揉めるに揉めました。
結婚生活2年でも相手への情のようなものもあり、夫から説得されているうちに気持ちが傾きかけたときもありましたが、義父の介護をする人がいなくなるのが一番困ると思っていた夫の本性を知って、もう優しい言葉を言われても離婚したいという意志は変わりませんでした。
私たちにはまだ子どもがいなかったので養育費をもらう必要もありませんでした。
慰謝料のことも考えましたが借金をしている夫からもらおうとは思わなかったので一円ももらわない状態での離婚となりました。
しかし共有している財産はあったので弁護士に相談しました。
ですが、共有財産の中には夫がギャンブルでつくった借金も含まれており財産を折半すると私にも借金が乗り掛かることが分かったのです。
まだ仕事も決まっていない状態でしたし、夫の実家で生活していた私は新しい新居も見つけなければならなかったので借金を背負うことはしたくありませんでした。
少しでも良いスタートをきる方法がないかと何件もの弁護士事務所に相談し話し合いをしました。
そこで素晴らしい弁護士に出会うことができ、共有の財産を手にすることもできましたし、借金を背負うこともありませんでした。