離婚するかしないか・・・簡単に結論を出すことができないのが離婚です。
そんなときに、親権、養育費、慰謝料、財産分与などの悩みごとを離婚問題に詳しい専門家に相談をすることで、正しい離婚を選択をすることができるかもしれません。
また悩みに悩んで離婚した後、あなたがやらなくてはならない手続きはたくさんあります。
例えばお子さんがいるご家庭では、『児童扶養手当、ひとり親家庭等医療費助成』などの手続きは忘れてはなりません。
また国民年金、国民健康保険、名字の変更といった手続きも必要になります。
そこで高岡市内で開催される離婚に関する無料相談と離婚に関わる各種手続きについてご紹介していきたいと思います。
公的機関である役所で行われる相談は、原則無料相談ですので、離婚のことで気になることがある方はぜひ活用することをおすすめします。
ただし相談する前には、予約方法、日時、相談内容などは事前に確認ください。
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高岡市で利用できる無料の離婚相談
まずご紹介するのは、高岡市内で開催されている無料相談です。
弁護士による法律相談
市役所開催の弁護士による相談です。予約時に親権、養育費、財産分与、慰謝料など離婚に関する相談が可能かお問合せ下さい。
◯市役所相談室
開催:月3回程度
◯福岡健康福祉センター相談室
開催:年2回程度
問合せ先:共創まちづくり課
電話:0766-20-1327
市民生活部男女平等推進センター
電話相談、面談相談、女性弁護士による相談です。詳細はお問合せ下さい。
◯電話・面談相談
開催:月~土曜日
◯女性弁護士
開催:月1回程度
相談室電話:0766-20-1811
問合せ先:市民生活部男女平等推進センター
電話:0766-20-1810
また上記以外でも弁護士会、法テラス、家庭裁判所などでも無料相談が開催されています。
詳細は「【離婚相談】あなたのまちの無料相談」で確認下さい。
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離婚の手続き
では次に、離婚後に役所で必要な手続き(離婚手続き、年金、国保、児童扶養手当、医療費助成など)についてご紹介します。
離婚届の提出
時間外は預かりの対応となり、不備があると修正して再提出する必要があります。そのため受付時間内の提出をおすすめします。
問合せ先:市民課
電話:0766-20-1333
福岡総合行政センター、各支所(伏木、戸出、中田)でも受付ています。
離婚届を出す前に、まずは必要書類、受付時間を必ず確認しましょう。
協議離婚なのか?裁判離婚なのか?離婚後の名前はどうするのか?
などで必要書類が異なりってきますので、2度手間にならないようにしっかりと事前準備しましょう。
離婚時の年金手続き
□離婚時の年金手続き
離婚などで厚生年金から国民年金に切り替わるときは、手続きが必要となります。
用意するもの
1.本人の年金手帳(又は基礎年金番号がわかるもの)
2.社会保険喪失証明書など(扶養からはずれた日がわかる書類)
3.離婚日がわかる書類(戸籍謄本など)
4.印鑑
問合せ先:保険年金課
電話:0766-20-1362
また保険料の支払いが厳しい状況のときは、保険料の申請免除制度がありますので、未払いで放置するのではなく役所にご相談下さい。
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年金事務所
高岡年金事務所では、年金相談が可能です。
所在地:高岡市中川園町11-20
受付時間:平日:8時30分~17時15分
電話:0766-21-4180
離婚時の国民健康保険異動届手続き
離婚などで国民健康保険に切り替わるときは、手続きが必要となります。
問合せ先:保険年金課
電話:0766-20-1357
高岡市のひとり親家庭の支援
◯子ども・子育て課
・児童扶養手当
・特別児童扶養手当
・ひとり親家庭等医療費助成事業
・自立支援教育訓練給付金
・高等職業訓練促進給付金等事業
・ひとり親家庭高等学校卒業程度認定試験合格支援事業
・ひとり親家庭等生活応援手当
・福祉資金等貸付事業
電話:0766-20-1376
高岡市役所※相談の日時や予約の確認は、高岡市役所ホームページでご確認下さい。
開庁時間:平日:8時30分~17時15分※曜日・部署により異なる場合があります。
所在地:高岡市広小路7-50
代表:0766-20-1111
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高岡市の離婚事情
高岡市の離婚件数の推移です。
平成元年:175組
平成5年:210組
平成10年:278組
平成15年:315組
平成20年:279組
平成25年:239組
平成26年:231組
平成27年:236組
次に母子家庭世帯の推移です。
平成12年:637世帯
平成17年:732世帯
平成22年:792世帯
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離婚エピソード:『子供を守るための離婚』
結婚し元夫の勤めていた会社の倒産、転職、独立などありました。
元夫は肝心なことを話してくれないタイプで、そのことで衝突もありました。最初は私のことを心配させたくないという優しさなのだと思ってたのですが、のちに取り返しのつかない事態を生じたのです。
元夫は交通事犯を犯し、免許停止中にも関わらず、運転をし、警察に捕まりました。それも2回もです。
1回目は私に下された試練と思い、前向きに話し合いをしましたが、2回目ともなると、元夫のことが信じられなくなったのです。
しかも、逮捕されたときは、独立して自分の会社を興していたときだったのです。経営者としての自覚と、子供の父親である自覚が無さ過ぎて、情けないやら悔しいやらで、涙が止まりませんでした。
2回目は私が元夫の身元引受人として警察署に行き、調書の作成などをすることとなりました。そのとき子供も一緒に行ったのですが小さかった子供は警察署内で婦警の方と遊んだりしていて、なぜ警察署にいるのか理解をしていなかったのが幸いでした。
婦警の方も「ご主人はとても優しくて、同乗していた部下の心配をしていたのよ」と、元夫の優しさを褒めてくれました。でも必要なのは優しさではなく、社会のルールを守ることです。ましてや会社の経営者としての自覚が皆無であることが分かったのです。
離婚を切り出したのは、釈放されて私が運転をしているときの車内でした。「このままだと、迷惑をかけることになるから、別れよう」と言われたのです。もちろん迷いはありました。
でも、また同じようなことが起こっては、子供のためにならないと思い、離婚に同意をしました。子供に父親の背中を見て成長をして欲しくないと心から思いました。
心配だったのは、元夫がお金にルーズなことでした。口約束では養育費の滞納等で強制執行をかけることができないので、公正証書を作成する約束をとることができたのは、不幸中の幸いでした。
幸いにも、私は正社員で働いていたため、福利厚生も整っていたので、そういった面では不安はありませんでした。
しかし働いているため、離婚に関する手続きをする時間がとれなかったため、弁護士に頼むこととなり、そちらでの出費は痛かったのですが、子供もためにも、円滑に離婚を進める必要があったのです。
今は大変な面もありますが、子供たちと笑って過ごせる日々が送れて、結果的には良かったと思っております。