離婚時にはたくさんの取り決めや手続きがあります。
例えば、親権、養育費、慰謝料、財産分与と言った取り決めを行う必要があります。
ただし法的ことが関わってくるので、簡単に判断できなこともたくさんありません。そこで相談したいのが離婚問題に詳しい専門家です。専門家のアドバイスが、正しい離婚を選択の手助けになることもあるでしょう。
また悩みに悩んで離婚した後もあなたがやらなくてはならない手続きはたくさんあります。
例えばお子さんがいるご家庭では、『児童扶養手当、ひとり親家庭等医療費助成』などの手続きは忘れてはなりません。
また国民年金、国民健康保険、名字の変更といった手続きも必要になります。
そこで尾道市内で開催される離婚に関する無料相談と離婚に関わる各種手続きについてご紹介していきたいと思います。
公的機関である役所で行われる相談は、原則無料相談ですので、離婚のことで気になることがある方はぜひ活用することをおすすめします。
ただし相談する前には、予約方法、日時、相談内容などは事前に確認ください。
目次
尾道市で利用できる無料の離婚相談
まずご紹介するのは、尾道市内で開催されている無料相談です。市民を対象と無料相談ですので、是非活用下さい。
弁護士による離婚相談
市役所で開催される弁護士による相談です。予約時に親権、養育費、財産分与、慰謝料など離婚に関する相談が可能かご確認下さい。
相談日時・会場:お問い合わせください。
問合せ先:秘書広報課
電話:0848-38-9395
女性相談
DV相談が可能です。詳細はご確認下さい。
受付時間:平日(9時30分~16時)
尾道市役所(社会福祉課):0848-38-9350
因島総合支所(因島福祉課):0845-26-6209
人権相談
法務局職員、人権擁護委員による相談です。親子、夫婦間のトラブルなど人権問題に関する相談が可能です。詳細はご確認下さい。
相談日時:お問合せ下さい。
会場・問合せ先:広島法務局尾道支部
電話:0848-23-2883
また上記以外でも弁護士会、法テラス、家庭裁判所などでも無料相談が開催されています。
詳細は「【離婚相談】あなたのまちの無料相談」で確認下さい。
離婚の手続き
では次に、離婚後に役所で必要な手続き(離婚手続き、年金、国保、児童扶養手当、医療費助成など)についてご紹介します。
離婚届の提出
時間外は預かりの対応となり、不備があると修正して再提出する必要があります。そのため受付時間内の提出をおすすめします。
問合せ先:市民課(戸籍係)
電話:0848-38-9104
離婚届を出す前に、まずは必要書類、受付時間を必ず確認しましょう。
協議離婚なのか?裁判離婚なのか?離婚後の名前はどうするのか?
などで必要書類が異なりってきますので、2度手間にならないようにしっかりと事前準備しましょう。
借金が理由で離婚の危機に……
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離婚時の年金手続き
□離婚時の年金手続き
離婚などで厚生年金から国民年金に切り替わるときは、手続きが必要となります。
用意するもの
1.本人の年金手帳(又は基礎年金番号がわかるもの)
2.社会保険喪失証明書など(扶養からはずれた日がわかる書類)
3.離婚日がわかる書類(戸籍謄本など)
4.印鑑
問合せ先:保険年金課(国民年金担)
電話:0848-38-9143
また保険料の支払いが厳しい状況のときは、保険料の申請免除制度がありますので、未払いで放置するのではなく役所にご相談下さい。
年金事務所
年金の手続きや相談は、三原年金事務所までお問い合わせください。
所在地:三原市円一町2-4-2
受付時間:平日:8時30分~17時15分
電話:0848-63-4111
離婚時の国民健康保険異動届手続き
離婚などで国民健康保険に切り替わるときは、手続きが必要となります。
問合せ先:保険年金課(国民健康保険担当)
電話:0848-38-9142
尾道市のひとり親家庭の支援
◯子育て支援課(児童福祉係)
・児童扶養手当
・ひとり親家庭等医療費助成制度
・自立支援教育訓練給付金
・高等職業訓練促進給付金
電話:0848-38-9112
児童扶養手当は、因島福祉課(26-6209)、御調支所(76-2136)、向島支所(44-0111)、瀬戸田支所(27-2209)でも申請可能です。
◯社会福祉課(障害福祉係)
・特別児童扶養手当
電話:0848-38-9125
尾道市役所※相談の日時や予約の確認は、尾道市役所ホームページをご確認下さい。
開庁時間:平日:8時30分~17時15分※曜日・部署により異なる場合があります。
所在地:尾道市久保1-15-1
代表:0848-38-9111
尾道市の離婚事情
尾道市の離婚件数の推移です。
平成元年:163組
平成5年:170組
平成10年:252組
平成15年:303組
平成20年:243組
平成25年:222組
平成26年:204組
平成27年:203組
次に母子家庭世帯の推移です。
平成12年:738世帯
平成17年:833世帯
平成22年:883世帯
離婚エピソード:『借金でがんじがらめになったのに働かない夫に見切りを付けて離婚』
元夫は時間とお金に対してとてもルーズで、口から出る言葉はいい加減で嘘ばかりという人でした。
出会った頃は不動産業をしているという話で経済面もとても裕福だったので疑いもしていませんでしたが、実際に結婚し長男が生まれてからは、私自身が母親としての自覚が生まれてきたことで夫の欠点がいくつも目につくようになり、仕事やお金の使い方についても不安に感じるようになってしまいました。
今思えばきちんとした定職についておらず、所謂ブローカーのような立場でお金を稼ぐという不安定さで、お金が足りなくなるとクレジットカードを使ってキャッシングやカードローンをしたり、義母に用立ててもらうという生活をしていました。
クレジットカードは私が結婚前に作っていたものが数枚あったのですが、結婚後はキャッシングやカードローンをする為に新しいカードを作ることの繰り返しで、気が付けば私名義のカードが十社ほどに増えており、夫は毎日のように自分のカードと私のカードでお金を作り自転車操業で回していたのだと思います。
それでも回らなくなると、車や貴金属を担保に質屋で借りたりしていたようです。夫婦であっても私の名義のクレジットカードである以上、請求は私個人に来るので、ポストには常に督促状が入り、そのころは携帯電話がそれほど普及していなかったので固定電話がじゃんじゃん鳴り、電話の音に怯える日々でした。
それでもきちんと働かなければならないという意識にならない夫を見て、ようやく離婚を決意しました。話し合いでは進まず子供を一人寄こせと言いだしたので家庭裁判所に調停を申し立て半年かかって離婚できました。
その時に私名義で作った借金の返済を約束させ、公正証書にもしましたが、支払うことなく行方をくらまされ、結局弁護士に相談して任意整理をしてもらい私が完済しました。
きちんとした会社にでも務めていれば給料を差し押さえることも出来ましたが、なんせいい加減な自営業者だったのでどうにもできず、全ては私が世間知らずだったためだと諦めるしかありません。