いわき市の離婚相談

離婚するかしないか・・・簡単に結論を出すことができないのが離婚です。

そんなときに、親権、養育費、慰謝料、財産分与などの悩みごとを離婚問題に詳しい専門家に相談をすることで、正しい離婚を選択をすることができるかもしれません。

また悩みに悩んで離婚した後、あなたがやらなくてはならない手続きはたくさんあります。

例えばお子さんがいるご家庭では、『児童扶養手当、ひとり親家庭等医療費助成』などの手続きは忘れてはなりません。

また国民年金、国民健康保険、名字の変更といった手続きも必要になります。

そこでいわき市内で開催される離婚に関する無料相談と離婚に関わる各種手続きについてご紹介していきたいと思います。

公的機関である役所で行われる相談は、原則無料相談ですので、離婚のことで気になることがある方はぜひ活用することをおすすめします。

ただし相談する前には、予約方法、日時、相談内容などは事前に確認ください。

いわき市で利用できる無料の離婚相談

まずご紹介するのは、いわき市内で開催されている無料相談です。

1.弁護士による法律相談

市役所開催の弁護士による法律相談です。予約方法・日時などは予約時にご確認下さい。

開催日:月3回程度

問合せ先:ふるさと再生課

電話:0246-22-7438

2.女性相談

女性相談員による相談です。離婚、結婚、DVなどの相談が可能です。詳細はお問合せ下さい。

◯小名浜地区、勿来地区

開催:平日

相談先:小名浜地区保健福祉センター

電話:0246-54-2111(内線:5238)

◯小名浜地区、勿来地区以外の地区

開催:平日

相談先:内郷・好間・三和地区保健福祉センター

電話:0246-27-8612

3.人権相談

いわき人権擁護委員協議会の人権擁護委員による相談です。詳細はお問合せ下さい。

開催:週3回

場所:平字堂根町4-11(福島地方法務局いわき支局内)

問合せ先:いわき人権擁護委員協議会

電話:0246-23-1651

特設人権相談所開設も開催されていますので、あわせてご利用下さい。

また上記以外でも弁護士会、法テラス、家庭裁判所などでも無料相談が開催されています。

詳細は「【離婚相談】あなたのまちの無料相談」で確認下さい。

離婚の手続き

では次に、離婚後に役所で必要な手続き(離婚手続き、年金、国保、児童扶養手当、医療費助成など)についてご紹介します。

離婚届の提出

時間外は預かりの対応となり、不備があると修正して再提出する必要があります。そのため受付時間内の提出をおすすめします。

問合せ先:市民協働部市民課

電話:0246-22-7445

離婚届を出す前に、まずは必要書類、受付時間を必ず確認しましょう。

協議離婚なのか?裁判離婚なのか?離婚後の名前はどうするのか?

などで必要書類が異なりってきますので、2度手間にならないようにじっかりと事前準備しましょう。

離婚時の年金手続き

□離婚時の年金手続き

離婚などで厚生年金から国民年金に切り替わるときは、手続きが必要となります。

用意するもの

1.本人の年金手帳(又は基礎年金番号がわかるもの)

2.社会保険喪失証明書など(扶養からはずれた日がわかる書類)

3.離婚日がわかる書類(戸籍謄本など)

4.印鑑

問合せ先:国保年金課国民年金係 

電話:0246-22-7464

また保険料の支払いが厳しい状況のときは、保険料の申請免除制度がありますので、未払いで放置するのではなく役所にご相談下さい。

年金事務所

平年金事務所では、年金相談が可能です。

所在地:いわき市平字童子町3-21

受付時間:平日:8時30分~17時15分

電話:0246-23-5611

離婚時の国民健康保険異動届手続き

離婚などで国民健康保険に切り替わるときは、手続きが必要となります。

問合せ先:国保年金課調査給付係

電話:0246-22-7456

市民課、支所、市民サービスセンターでの手続きとなります。再発行手続きは国保年金課となります。

いわき市のひとり親家庭の支援

◯こども家庭課

・児童扶養手当
・自立支援教育訓練給付金事業
・高等職業訓練促進給付金等事業

電話:0246-27-8563

◯保健福祉課

・ひとり親家庭などの医療費助成

電話:0246-22-7451

いわき市役所※相談の日時や予約の確認は、いわき市役所ホームページでご確認下さい。


開庁時間:平日:8時30分~17時15分※部署により異なる場合があります。

所在地:いわき市平字梅本21

代表:0246-22-1111

いわき市の離婚事情

いわき市の離婚件数の推移です。

平成元年:478組
平成5年:520組
平成10年:723組
平成15年:855組
平成20年:702組
平成25年:590組
平成26年:578組
平成27年:612組

次に母子家庭世帯の推移です。

平成12年:2059世帯
平成17年:2375世帯
平成22年:2467世帯

離婚エピソード:『離婚の被害を最小限にしてくれた、女性弁護士の助言』

定職につかない元主人が、私の貯金を全額盗んだうえ、家財道具に塗料のスプレーをかけまくって全滅させたので、離婚が決まりました。

離婚が決まったというより、前代未聞の被害ということで、複数の弁護士や、家庭裁判所が全面的に協力してくれたのです。

あらゆることを弁護士と家庭裁判所が手配してくれて、離婚させてくれました。

家庭裁判所で離婚が決まった時は、同じ建物内に元主人がいるわけですから、何かやりだすといけないからと厳戒態勢。

私が安全に帰れるように、この道から帰りなさいとか、タクシーを使いなさいとか、一生懸命言ってくれて、有難かった。

元夫が私の持ち物すべてにスプレーをかけたのは、私がイラストの仕事をしていて、「遊び半分で楽しそうだったから」。

イラストの仕事といっても、ある会社の依頼で、1ヶ月に1枚、A4サイズのペン画を納品して、20円もらってただけです。業種にもよりますが、絵の仕事にはそういう作業が珍しくありません。

元主人には、それが楽しそうに見えたので、画材から貯金からすべて、つぶしたかったそうです。イラストの種類が、子供用のコミカルなものだったから。

元主人の発言を知って、弁護士の皆さんが、家庭裁判所の担当も、呆れた。

なかでも怒り心頭という感じで、あからさまに怒ってくれたのが、法務省の紹介で知り合った若い女性弁護士でした。「イラストの仕事が、そんなに大変だとは知らなかった」と言ってくれました。

その女性弁護士が教えてくれたのが、「定職に就けない人間に、持ち去った貯金を返金する能力があるはずがない」という考え方でした。

「こんな人間に時間を使うなんて、1秒でも惜しいこと。あなたは技術を持っているのだから、これからも精進して、収入を得られるように頑張りなさい」

私はその助言に従い、元主人に貯金の返金を求めるのをやめて、自分だけで働き続けました。

今は1枚20円より、ずっと良い状態にすることができました。女性弁護士の助言がなかったら、今の自分はどんなだったろうと思います。