『加賀市』の離婚相談

離婚するかしないか・・・簡単に結論を出すことができないのが離婚です。

そんなときに、親権、養育費、慰謝料、財産分与などの悩みごとを離婚問題に詳しい専門家に相談をすることで、正しい離婚を選択をすることができるかもしれません。

また悩みに悩んで離婚した後、あなたがやらなくてはならない手続きはたくさんあります。

例えばお子さんがいるご家庭では、『児童扶養手当、ひとり親家庭等医療費助成』などの手続きは忘れてはなりません。

また国民年金、国民健康保険、名字の変更といった手続きも必要になります。

そこで加賀市内で開催される離婚に関する無料相談と離婚に関わる各種手続きについてご紹介していきたいと思います。

公的機関である役所で行われる相談は、原則無料相談ですので、離婚のことで気になることがある方はぜひ活用することをおすすめします。

ただし相談する前には、予約方法、日時、相談内容などは事前に確認ください。

加賀市で利用できる無料の離婚相談

まずご紹介するのは、加賀市内で開催されている無料相談です。

弁護士による法律相談

市役所開催の弁護士による相談です。予約時に親権、養育費、財産分与、慰謝料など離婚に関する相談が可能かお問合せ下さい。

相談日時：週1回程度

会場：加賀市市民会館

問合せ先：地域福祉課

電話：0761-72-7854

人権相談

人権擁護委員による相談です。親子、夫婦間のトラブルなどの相談が可能です。

相談日時・会場：詳細はお問合せ下さい。

問合せ先：地域福祉課

電話：0761-72-7854

また上記以外でも弁護士会、法テラス、家庭裁判所などでも無料相談が開催されています。

詳細は「【離婚相談】あなたのまちの無料相談」で確認下さい。

離婚の手続き

では次に、離婚後に役所で必要な手続き（離婚手続き、年金、国保、児童扶養手当、医療費助成など）についてご紹介します。

離婚届の提出

時間外は預かりの対応となり、不備があると修正して再提出する必要があります。そのため受付時間内の提出をおすすめします。

問合せ先：窓口課

電話：0761-72-7880

また、山中温泉支所、山代出張所、片山津出張所でも届け出可能です。

離婚届を出す前に、まずは必要書類、受付時間を必ず確認しましょう。

協議離婚なのか？裁判離婚なのか？離婚後の名前はどうするのか？

などで必要書類が異なりってきますので、2度手間にならないようにしっかりと事前準備しましょう。

離婚時の年金手続き

□離婚時の年金手続き

離婚などで厚生年金から国民年金に切り替わるときは、手続きが必要となります。

問合せ先：保険年金課後期年金係

電話：0761-72-7861

山中温泉支所、各出張所、小松年金事務所も受付窓口となります。

また保険料の支払いが厳しい状況のときは、保険料の申請免除制度がありますので、未払いで放置するのではなく役所にご相談下さい。

年金事務所

小松年金事務所では、年金相談が可能です。

所在地：小松市小馬出町3-1

受付時間：平日：8時30分～17時15分

電話：0761-24-1791

離婚時の国民健康保険異動届手続き

離婚などで国民健康保険に切り替わるときは、手続きが必要となります。

問合せ先：保険年金課国保係

電話：0761-72-7860

加賀市のひとり親家庭の支援

◯子育て支援課児童家庭係

・児童扶養手当
・ひとり親家庭医療費助成
・自立支援教育訓練給付金事業
・高等職業訓練促進給付金等事業

電話：0761-72-7856

◯ふれあい福祉課

・特別児童扶養手当

電話：0761-72-7852

加賀市の離婚事情

加賀市の離婚件数の推移です。

平成元年：112組
平成5年：148組
平成10年：187組
平成15年：165組
平成20年：126組
平成25年：108組
平成26年：121組
平成27年：111組

次に母子家庭世帯の推移です。

平成12年：532世帯
平成17年：458世帯
平成22年：442世帯

離婚エピソード：『離婚後、元夫とは一切関りを持たないという形での離婚』

私は元夫とアメリカで生活をしていました。夫は日本人です。日本で出会って結婚した時、共働きだったのですが夫がアメリカで就職することになり、私は仕方なくついて行くことになりました。アメリカの就職試験を受けようと考えていることなど全く相談なく、自分だけで決めて試験に受かったからと言われ、私は仕方なく仕事を辞めてついていかなければなりませんでした。

アメリカでの仕事は2年だけ、2年たったら日本に帰るという約束だったにもかかわらず、夫は私の知らないところで雇用期間を延長し、定年までアメリカでの仕事ができるポジションにつきました。本来なら仕事が決まって喜ばしいところですが、英語が話せないわたしにとってはアメリカでの生活は不安だらけ、苦痛だらけでした。

アメリカで生活を始めて1年後に子供が生まれたのですが、やはり子供の将来のことを考えるとアメリカでの生活には限界があるとひしひしと感じるようになりました。日本で新しい職を見つけて帰ろうと提案をしましたが、「誰のおかげで生活ができるんだ、自分はアメリカに来て専業主婦で遊んでばかりで」と言われ、聞く耳を持ってもらえません。専業主婦であっても子育てもしているし、家事もさぼっているわけではありません。

こんな夫に限界が来てしまい、日本に帰ることを決意しました。3日ばかりで荷物を片づけて、荷物は船便で送り、子供と二人で日本に戻りました。戻ってからしばらく別居状態が続いたのですが、夫からは日本に帰って遊んでばかりで楽して生活しているのが気に入らない離婚してほしいと言われました。このまま夫と夫婦であっても、アメリカ生活に戻らなければならないと思うと、思い切って離婚して新たな人生を始めようと思いました。

いちばん大変だった決め事は養育費です。夫は離婚に際してまとまったお金を払うから、離婚後は一切連絡を絶ちたい。私は毎月、子供に養育費を払って欲しいとお願いしましたが、頑固な夫は受け入れてくれず、結局離婚の際に微々たるお金をもらっただけでした。その代わりに、子供とは一切面会交流はしないという条件をお互いの誓約書に記入したうえで、サインをして離婚を成立させました。

離婚の際には微々たるお金しかもらえず苦労しましたが、もし毎月養育費をもらうとしたら夫とこれからも関りをもたなければならないので、今になって思うと離婚の際にお金をもらって夫と離婚後は一切連絡を取らないという形でよかったのかなとおもうようにしています。