離婚するかしないか・・・簡単に結論を出すことができないのが離婚です。
そんなときに、親権、養育費、慰謝料、財産分与などの悩みごとを離婚問題に詳しい専門家に相談をすることで、正しい離婚を選択をすることができるかもしれません。
また悩みに悩んで離婚した後、あなたがやらなくてはならない手続きはたくさんあります。
例えばお子さんがいるご家庭では、『児童扶養手当、ひとり親家庭等医療費助成』などの手続きは忘れてはなりません。
また国民年金、国民健康保険、名字の変更といった手続きも必要になります。
そこで鳥取市内で開催される離婚に関する無料相談と離婚に関わる各種手続きについてご紹介していきたいと思います。
公的機関である役所で行われる相談は、原則無料相談ですので、離婚のことで気になることがある方はぜひ活用することをおすすめします。
ただし相談する前には、予約方法、日時、相談内容などは事前に確認ください。
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鳥取市で利用できる無料の離婚相談
まずご紹介するのは、鳥取市内で開催されている無料相談です。市民を対象と無料相談ですので、是非活用下さい。
弁護士による離婚相談
市役所開催の弁護士による相談です。予約時に親権、養育費、財産分与、慰謝料など離婚に関する相談が可能かご確認下さい。
相談日時:週1回程度
会場:市役所本庁
問合せ先:市民総合相談課
電話:0857-20-3158
公証人による相談
公証人による相談です。養育費支払の公正証書作成などの相談が可能です。詳細はご確認下さい。
相談日時:月1回程度
会場:市役所本庁
問合せ先:市民総合相談課
電話:0857-20-3158
人権・生活相談
中央人権福祉センターによる相談です。人権問題に関する相談が可能です。詳細はご確認下さい。
相談日時・会場:お問合せ下さい。
問合せ先:中央人権福祉センター
電話:0857-24-8241
また上記以外でも弁護士会、法テラス、家庭裁判所などでも無料相談が開催されています。
詳細は「【離婚相談】あなたのまちの無料相談」で確認下さい。
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離婚の手続き
では次に、離婚後に役所で必要な手続き(離婚手続き、年金、国保、児童扶養手当、医療費助成など)についてご紹介します。
離婚届の提出
時間外は預かりの対応となり、不備があると修正して再提出する必要があります。そのため受付時間内の提出をおすすめします。
問合せ先:市民課(戸籍係)
電話:0857-20-3494
離婚届を出す前に、まずは必要書類、受付時間を必ず確認しましょう。
協議離婚なのか?裁判離婚なのか?離婚後の名前はどうするのか?
などで必要書類が異なりってきますので、2度手間にならないようにしっかりと事前準備しましょう。
離婚時の年金手続き
□離婚時の年金手続き
離婚などで厚生年金から国民年金に切り替わるときは、手続きが必要となります。
用意するもの
1.本人の年金手帳(又は基礎年金番号がわかるもの)
2.社会保険喪失証明書など(扶養からはずれた日がわかる書類)
3.離婚日がわかる書類(戸籍謄本など)
4.印鑑
問合せ先:保険年金課
電話:0857-20-3485
また保険料の支払いが厳しい状況のときは、保険料の申請免除制度がありますので、未払いで放置するのではなく役所にご相談下さい。
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年金事務所
鳥取年金事務所では、年金相談が可能です。
所在地:鳥取市扇町176
受付時間:平日:8時30分~17時15分
電話:0857-27-8311
離婚時の国民健康保険異動届手続き
離婚などで国民健康保険に切り替わるときは、手続きが必要となります。
問合せ先:保険年金課(国民健康保険係)
電話:0857-20-3485、3482
手続きは、駅南庁舎1階20番窓口、各総合支所市民福祉課となります。
鳥取市のひとり親家庭の支援
◯こども家庭課(育成係)
・児童扶養手当
・自立支援教育訓練給付金
・高等職業訓練促進給付金
・ひとり親家庭学習支援事業
・ひとり親家庭児童入学支度金
・高等学校卒業程度認定試験合格支援事業給付金
電話:0857-20-3465
◯険年金課(医療助成係)
・特別医療費助成制度(ひとり親家庭)
電話:0857-20-3486
◯障がい福祉課
・特別児童扶養手当
電話:0857-20-3474
鳥取市役所※相談の日時や予約の確認は、鳥取市役所ホームページでご確認下さい。
開庁時間:平日:8時30分~17時15分※曜日・部署により異なる場合があります。
所在地:鳥取市尚徳町116
代表:0857-22-8111
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鳥取市の離婚事情
鳥取市の離婚件数の推移です。
平成元年:214組
平成5年:247組
平成10年:362組
平成15年:402組
平成20年:363組
平成25年:330組
平成26年:346組
平成27年:308組
次に母子家庭世帯の推移です。
平成12年:992世帯
平成17年:1142世帯
平成22年:1130世帯
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離婚エピソード:『2年以上かけて手に入れた幸せな離婚』
「離婚する気ではなく」
私が28歳で夫が31歳の時、第二子が生まれました。
その頃、夫は昇進し、役職について自分が偉いと思い込むようになって、育児に協力しなくなり、家に帰ってこなくなりましました。
毎日浴びるように酒を飲んで、だんだん言ってることがおかしくなりました。
「わかりあえなくなって」
二人目の育児も始まり、大変な時に、夫は飲みに行ってばかりで、自分も優しくできなくなりました。話をしても酔っぱらっていて、夫婦として足並みの揃わない感覚がよくわかりました。
それでも、二人の子供の存在を考えたら、何としてでも夫婦として歩むしかありませんでした。
「決定的事件」
ある日、夫が忘れていった携帯電話が鳴り続けていたので、夫からだと思い携帯電話を開いたら、不貞行為を決定づける内容のものでした。
夫と話し合おうにも、仕事から帰った途端お酒を飲み始めてしまい、酔っ払って話になりません。10日程話し合いをしましたが、大喧嘩になり、別居することになりました。
「離婚調停を申し込んでみる」
周りからの情報や、【離婚マニュアル】のような本を読み、離婚調停を始めましたが、数回話し合って全く話がまとまりません。何故なら夫が酔っ払っているから言ってることが支離滅裂なのだそうです。
おまけに、夜中には私にも嫌がらせの電話をしてきます。悩み果てて、友人の紹介で弁護士に相談してみると、調停に立ち会って下さるとのことでした。
「まさか裁判に」
弁護士が調停に立ち会うと、調停員は安堵の顔を浮かべて、「不調にして裁判にしましょう。」と言いました。流れもあり、私は離婚裁判を起こすことになったのです。まさか自分がそんなことをすると思いませんでした。
長い準備の時間をかけて、離婚裁判が始まりました。それまで何度も夫から嫌がらせの電話があり、弁護士には警察に相談するよう言われました。
この時点で、どんな話し合いになっても離婚したい気持ちは揺るぎなくなっていました。
長い時間をかけて、離婚裁判に勝訴しました。書類を区役所に出し、離婚は成立しました。
「離婚して幸せ」
夫と怒鳴りあった日々から、一人で暮らし始めて、子供から見ても、父親がいなくてよかったと思えたのだそうです。父がいて家がギスギスしていた頃は息が詰まるようだったけど、
お母さんは離婚してから、よく笑うのだそうです。苦しみから開放されて、笑顔が戻りました。
「経済的弱者と心の傷」
離婚裁判で、養育費はもらえるようになりましたが、周りのように共働きの家庭よりかなり低所得の家庭だったので、子供が嫌な思いをすることは多々ありました。
下の子は、生まれて間もない頃から両親がもめて、別居から離婚成立まで4年も家庭がぐちゃぐちゃになっていたので、保健師と相談して児童心理士に通院させることになりました。
お金の事は私が頑張れば少しはなんとかなりますが、子供の心の傷は一生のものです。
「たくさんの味方」
離婚は一人ではできないと思います。私の場合は周りの人に恵まれました。
弁護士、保健師、区役所の相談員、病院の先生、臨床心理士、児童心理士、長男の塾の先生など、たくさんの人達が私達家族を支えてくれました。
一人で抱え込まず、たくさんの味方を作り、支えてもらうのが大切だと思います。