『川越市』の離婚相談

離婚時にはたくさんの取り決めや手続きがあります。

例えば、親権、養育費、慰謝料、財産分与と言った取り決めを行う必要があります。

ただし法的ことが関わってくるので、簡単に判断できなこともたくさんありません。そこで相談したいのが離婚問題に詳しい専門家です。専門家のアドバイスが、正しい離婚を選択の手助けになることもあるでしょう。

また悩みに悩んで離婚した後もあなたがやらなくてはならない手続きはたくさんあります。

例えばお子さんがいるご家庭では、『児童扶養手当、ひとり親家庭等医療費助成』などの手続きは忘れてはなりません。

また国民年金、国民健康保険、名字の変更といった手続きも必要になります。

そこで川越市内で開催される離婚に関する無料相談と離婚に関わる各種手続きについてご紹介していきたいと思います。

公的機関である役所で行われる相談は、原則無料相談ですので、離婚のことで気になることがある方はぜひ活用することをおすすめします。

ただし相談する前には、予約方法、日時、相談内容などは事前に確認ください。

川越市で利用できる無料の離婚相談

まずご紹介するのは、川越市内で開催されている無料相談です。市民を対象と無料相談ですので、是非活用下さい。

弁護士による離婚相談

市役所で開催される弁護士による相談です。予約時に親権、養育費、財産分与、慰謝料など離婚に関する相談が可能かご確認下さい。

◯市民相談室

相談日時:週3回

◯ウェスタ川越

相談日時:月2回

◯高階市民センター

相談日時:月1回

◯川越西文化会館

相談日時:月1回

問合せ先:広聴課(市民相談担当)

電話:049-224-5022

女性相談

女性相談員によるDV、家族、夫婦などの相談が可能です。詳細はご確認下さい。

相談日時:平日(9~12時、13~17時)

問合せ先:男女共同参画課(男女共同参画担当)

電話:049-224-5723

人権相談

人権擁護委員による相談です。親子、夫婦間のトラブルなど人権問題に関する相談が可能です。詳細はご確認下さい。

◯常設人権相談

相談日時:平日(8時30分~17時15)

会場:さいたま地方法務局川越支局

◯特設人権相談

相談日時:月1回

会場:男女共同参画推進施設内相談室(ウェスタ川越内)

問合せ先:さいたま地方法務局川越支局

電話:049-243-3824

また上記以外でも弁護士会、法テラス、家庭裁判所などでも無料相談が開催されています。

詳細は「【離婚相談】あなたのまちの無料相談」で確認下さい。

離婚の手続き

石巻市の離婚の手続き

では次に、離婚後に役所で必要な手続き(離婚手続き、年金、国保、児童扶養手当、医療費助成など)についてご紹介します。

離婚届の提出

時間外は預かりの対応となり、不備があると修正して再提出する必要があります。そのため受付時間内の提出をおすすめします。

問合せ先:市民課(戸籍担当)

電話:049-224-5747

各市民センター、南連絡所でも届け出ができます。

離婚届を出す前に、まずは必要書類、受付時間を必ず確認しましょう。

協議離婚なのか?裁判離婚なのか?離婚後の名前はどうするのか?

などで必要書類が異なりってきますので、2度手間にならないようにしっかりと事前準備しましょう。

離婚時の年金手続き

□離婚時の年金手続き

離婚などで厚生年金から国民年金に切り替わるときは、手続きが必要となります。

用意するもの

1.本人の年金手帳(又は基礎年金番号がわかるもの)

2.社会保険喪失証明書など(扶養からはずれた日がわかる書類)

3.離婚日がわかる書類(戸籍謄本など)

4.印鑑

問合せ先:市民課(国民年金担当)

電話:049-224-5764

各市民センター、南連絡所でも手続きができます。

また保険料の支払いが厳しい状況のときは、保険料の申請免除制度がありますので、未払いで放置するのではなく役所にご相談下さい。

年金事務所

年金の手続きや相談は、川越年金事務所までお問い合わせください。

所在地:川越市脇田本町15-13(東上パールビル3F)

受付時間:平日:8時30分~17時15分

電話:049-242-2657

離婚時の国民健康保険異動届手続き

離婚などで国民健康保険に切り替わるときは、手続きが必要となります。

問合せ先:市民課

電話:049-224-8811

各市民センター、南連絡所でも手続きができます。

川越市のひとり親家庭の支援

◯こども家庭課(ひとり親支援担当)

・児童扶養手当
・ひとり親家庭等医療費助成制度
・自立支援教育訓練給付金
・高等職業訓練促進給付金
・高卒認定試験合格支援事業
・ひとり親家庭等学習支援事業
・母子父子寡婦福祉資金
・JR通勤定期割引

電話:049-224-5821

◯こども政策課(こども給付担当)

・ひとり親家庭等医療費
・特別児童扶養手当

電話:049-224-6278

川越市役所※相談の日時や予約の確認は、川越市役所ホームページをご確認下さい。


開庁時間:平日:8時30分~17時15分※曜日・部署により異なる場合があります。

所在地:川越市元町1-3-1

代表:049-224-8811

川越市の離婚事情

川越市の離婚件数と離婚率の推移です。

平成22年:637件(1.89%)
平成23年:669件(1.98%)
平成24年:560件(1.62%)
平成25年:633件(1.82%)
平成26年:576件(1.6%)

川越市の離婚件数と離婚率は、横ばいの推移となっています。

また川越市では、「ひとり親家庭等ニーズ調査」結果を平成28年3月に発表していますので、抜粋してご紹介します。

ひとり親になってから転職した方は「51.3%」と半数以上の方が転職しています。

その理由ベスト3は・・・

1位:収入(57%)
2位:土日に休めない(20.2%)
3位:年金・雇用保険に加入できない(19.9%)

と生活に直結するものが上位を占めていることがわかります。

また転職後の就労状況は下記となります。

1位:正社員など(36.8%)
2位:パートなど(35.5%)
3位:契約社員など(8.6%)

次に収入状況をみていきましょう。

1位:100~200万円(32.0%)
2位:200~300万円(30.3%)
3位:100万円未満(16.1%)

年収200万円未満の方は48.1%と半数近い数値となっています。

最後に養育費の状況をみると、

1位:1万円以下(27.8%)
2位:2~5万円(20.4%)
3位:6~10万円(7.0%)

となっています。なお無回答の方が43.9%となります。

このように離婚後にお子さんがいる方が子どもを引き取りひとり親家庭になる場合、生活は決して楽なものではないことが推察されます。

ですので離婚をする際には、離婚後の生活費のこと、仕事のこと、住居のことなどをしっかりと考える必要があります。

また財産がある方はしっかりと財産分与を行う、お子さんがいる方は養育費の取り決めと保全を行なうなどは最低限行なっておくべきでしょう。

また法的な知識が必要なケースもありますので、弁護士など無料相談を活用するのもよいでしょう。

離婚エピソード:『離婚で何も失わなかった私』

結婚式を計画していた時、元夫の父は義理の父で、ちょっとトボけた感じの人だったんです。

結婚式できちんと挨拶が出来るか、私はとても心配していました。元夫に言っても、「大丈夫だろ」とほったらかし・・・。

案の定、結婚式の挨拶で息子である元夫の名前を間違える始末。恥ずかしくて、顔から火がでる思いでした。

義父が挨拶ができないのではないかと、なぜ思わないのか。不安が少しでもあれば、なぜ回避できる方法を探さないのか。

挨拶文をチェックすることもなく、結局は自分が最大の恥をかくことになったわけですが。

そこからの結婚生活は、結婚式での失敗と同じような失敗を繰り返す元夫に幻滅する日々。

できもしない、自営業をはじめ倒産までしてくれる始末でした。

会社が倒産をしたことを機に私は、離婚をすることにしました。

お金も、資格も、学歴もない私。離婚後の生活を考えると不安しかありませんでしたが、元夫と過ごすストレスを考えると、自分と子どもと2人で生活するほうが幾分かマシだと思ったのです。

我がままで、自分さえよければいい元夫。会社が倒産し、お金もなく家族を養うことなど面倒になっていたのでしょう。「離婚」を聞いたら喜んで、ほいほい家を出ていきました。

私のことはもちろん、子どもにもさして愛情がなかった夫。子どもを要求することなく去っていきました。

普通は家庭を失い、夫を失い、失意の中となる所かも知れません。しかし私は元夫がしでかしてくる出来事の後始末をしなくていいという安堵で、ほっとしたのを覚えています。

愛情のない夫が、子どもにろくに接することのなかった家庭から、祖母・祖父とともに愛情深い家庭で子どもを育てていけることも嬉しかった。

お金はなかったけれど、心の平和があり、こどもも曲がることなく育ちました。私は離婚後に看護師になりました。生活は現在安定しています。家も購入することができました。

元夫は、風の便りで現在無職だと聞きました。あのまま結婚生活を続けていたら、今頃どうなっていたのかと怖くなります。けれど結局は、どこかの時点で離婚はしていたんでしょうね。