離婚するかしないか・・・簡単に結論を出すことができないのが離婚です。
そんなときに、親権、養育費、慰謝料、財産分与などの悩みごとを離婚問題に詳しい専門家に相談をすることで、正しい離婚を選択をすることができるかもしれません。
また悩みに悩んで離婚した後、あなたがやらなくてはならない手続きはたくさんあります。
例えばお子さんがいるご家庭では、『児童扶養手当、ひとり親家庭等医療費助成』などの手続きは忘れてはなりません。
また国民年金、国民健康保険、名字の変更といった手続きも必要になります。
そこで和歌山市内で開催される離婚に関する無料相談と離婚に関わる各種手続きについてご紹介していきたいと思います。
公的機関である役所で行われる相談は、原則無料相談ですので、離婚のことで気になることがある方はぜひ活用することをおすすめします。
ただし相談する前には、予約方法、日時、相談内容などは事前に確認ください。
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和歌山市で利用できる無料の離婚相談
まずご紹介するのは、和歌山市内で開催されている無料相談です。市民を対象と無料相談ですので、是非活用下さい。
和歌山市市民相談センター
◯弁護士による相談です。予約時に親権、養育費、財産分与、慰謝料など離婚に関する相談が可能かお問合せください。
相談日時:週1回程度
◯専門的知識を有する相談員による相談です。離婚、DVが原因の離婚や損害賠償などの相談が可能です。詳細はご確認下さい。
相談日時:平日開催
問合せ先:市民相談センター
電話:073-435-1025
弁護士による養育費相談
ひとり親家庭の親、養育者、離婚前の方を対象に、養育費に関する相談を行なっています。詳細は予約時にお問合せ下さい。
相談日時:月1回程度
会場:市役所内
問合せ先:こども家庭課
電話:073-435-1219
また上記以外でも弁護士会、法テラス、家庭裁判所などでも無料相談が開催されています。
詳細は「【離婚相談】あなたのまちの無料相談」で確認下さい。
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離婚の手続き
では次に、離婚後に役所で必要な手続き(離婚手続き、年金、国保、児童扶養手当、医療費助成など)についてご紹介します。
離婚届の提出
時間外は預かりの対応となり、不備があると修正して再提出する必要があります。そのため受付時間内の提出をおすすめします。
問合せ先:市民課(戸籍班)
電話:073-435-1028
離婚届を出す前に、まずは必要書類、受付時間を必ず確認しましょう。
協議離婚なのか?裁判離婚なのか?離婚後の名前はどうするのか?
などで必要書類が異なりってきますので、2度手間にならないようにしっかりと事前準備しましょう。
離婚時の年金手続き
□離婚時の年金手続き
離婚などで厚生年金から国民年金に切り替わるときは、手続きが必要となります。
用意するもの
1.本人の年金手帳(又は基礎年金番号がわかるもの)
2.社会保険喪失証明書など(扶養からはずれた日がわかる書類)
3.離婚日がわかる書類(戸籍謄本など)
4.印鑑
問合せ先:国保年金課(国民年金班)
電話:073-435-1055
また保険料の支払いが厳しい状況のときは、保険料の申請免除制度がありますので、未払いで放置するのではなく役所にご相談下さい。
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年金事務所
◯和歌山東年金事務所
所在地:和歌山市太田3-3-9
受付時間:平日:8時30分~17時15分
国民年金課:073-474-1841
お客様相談室:073-474-1813
◯和歌山西年金事務所
所在地:和歌山市関戸2-1-43
受付時間:平日:8時30分~17時15分
国民年金課:073-447-1688
お客様相談室:073-447-1660
離婚時の国民健康保険異動届手続き
離婚などで国民健康保険に切り替わるときは、手続きが必要となります。
問合せ先:市民課
電話:073-432-0001(内線:2333)
和歌山市のひとり親家庭の支援
◯こども家庭課
・児童扶養手当
・ひとり親家庭等医療費助成制度
・自立支援教育訓練給付金事業
・自立支援教育訓練給付金
・高等職業訓練促進給付金、高等職業訓練修了支援給付金
・ひとり親家庭高等学校卒業程度認定試験合格支援事業
電話:073-435-1219
◯障害者支援課
・特別児童扶養手当
電話:073-435-1060
和歌山市役所※相談の日時や予約の確認は、和歌山市役所ホームページでご確認下さい。
開庁時間:平日:8時30分~17時15分※曜日・部署により異なる場合があります。
所在地:和歌山市七番丁23
代表:073-432-0001※各課の詳細はこちらからどうぞ。
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和歌山市の離婚事情
和歌山市の離婚件数の推移です。
平成元年:683組
平成5年:755組
平成10年:926組
平成15年:1000組
平成20年:857組
平成25年:775組
平成26年:765組
平成27年:757組
次に母子家庭世帯の推移です。
平成12年:2570世帯
平成17年:3081世帯
平成22年:2955世帯
離婚エピソード:『出産を境に関係悪化、修復できずに離婚へ』
結婚をしたのは私が30歳、妻が23歳で、当初は年上で社会経験もある私の方がリードするような間柄でしたが、結婚から2年後に妻が第一子を出産してから関係がおかしくなってしまいました。
母になった妻は、私から見ると性格が一変しました。運悪く、私の仕事が多忙を極めていた時期とも重なり、子育てはほぼ妻にまかせっきりでしたので、妻のイライラは募るばかりです。
妻の口調はすっかり変り私に「おい、何で仕事休めねえんだよ!」「使えねえ野郎だな」とののしるる始末です。私は内心「お金を稼ぐためなんだから、しかたないだろう」と思いつつも、口ではいつも謝っていました。
そのうち、妻は私をののしるのをやめ、私を無視するようになりました。今思えばその時点で時間に余裕のある別の仕事に就き育児や家事に協力すればよかったと後悔もしますが、当時はそんなことを考える余裕もありませんでした。
そんなある日、妻は子どもを連れて家を出て行きました。家計のことはすべて妻に任せていましたが、預金通帳などもすべて持ち出されていました。
私は途方にくれて妻の携帯電話に連絡しましたが、着信拒否をされてしまい、話をすることができません。そのまま何日か過ぎた後、妻の弁護人を名乗る男性から電話があり、妻が離婚を望んでいることを知りました。
後日、指定された日に弁護士と面会し、離婚へ向けて協議をしたい旨を正式に伝えられましたが、私は気持ちの整理が付かず、子どもとも一緒に暮らしたかったので「少し考えさせてほしい」と伝え、その場ではっきりとした返事はしませんでした。
その後も弁護士から離婚協議に応じて欲しいとの連絡がありましたが、まだやり直せると思っていた私はやんわりと拒否を続けました。そして妻と直接話をしたいと訴えました。
その後、弁護士が裁判所に離婚調停を申請しました。私は、もうやり直すことはできないと断念し、調停を取り下げてもらい協議に応じることにしました。
弁護士を介して財産分与や子どもの親権のことなどを話し合い、形の上では円満に離婚が成立しました。しかし気持ちの整理はまだつかないままです。
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